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2012/01/19

かなり出遅れましたが今年もよろしくお願いいたします。

去年のお正月といえば元旦から雪が降り、山だけではなく、何十年かぶり(旦那が生まれてからの32年間で初と言っていた)地上にも積雪が観測されて、子供たちと雪だるまを作りに行ったのですが、今年のお正月は暖かく、相変わらずコートも要らない気候に恵まれたのですが、正月明けからは気温が安定せず、極寒だったり暖かかったりと屋久島らしい不思議な気候が続いています。
昨年も1月の行事については紹介したのですが、今年はいつもとはまた違う観点で行事を経験できたのでそのことについてお話ししますね。
1月6日は毎年消防出初式というものが行われ、島内全部の集落の消防団員+分遣署員(いわゆる消防署員)が年初めのお披露目?の様なものを行うため、各集落の消防車や消防署員が街を行進して出初式の会場に向かうというのが常識なのである。


屋久島の場合、火災が発生したときには消防士+集落の青年達が入っている消防団の人達がハッピを着て出動する形式で各集落ごとに集落の名前が入った消防車が消防車庫に待機しており、火災が発生したら町内放送でサイレンが鳴り、消防団員がいち早く出動するという流れなのである。

ちなみにうちの主人も以前は消防団に加入していたのだが仕事上、緊急出動が困難なことが多くなり、やむを得ず退団を余儀なくされた。

出初式の際には全集落の消防署・分遣署の消防署・救急車が会場に総揃いする。今年はたまたま会社の近くの小学校で行われたので見物することができたのだが、正直な感想としては「格好良いけど、ここから遠いところで今火災が発生したら間に合うのだろうか・・・」とちょっと現実味のある心配ばかりしてしまい、あまり見物に身が入らなかったのだが・・・

でも火災が発生しないと見られない消防団の姿を間近で見られて感動したのは間違いありません(笑)正月明けに屋久島に来る機会がありましたら見物する価値ありです!!

そして1月7日は鬼火焚き・七草参り・祝いもうそう。

去年はうちの長男が七草だったのですが、イマイチ意味がわかっておらず、旦那のいとこの家にお祝いだけ貰いに行く形になったのですが、今年は私の友達の子供が2人、七草参りということだったので、ちょうど土曜で休みだったこともあり、風習通りに7種類の具の入ったちらし寿司とお祝いを用意して朝から待機。

神社でのお参りを済ませてから可愛い着物を着た子供を連れて友達が2組来たので、持参してきた重箱にちらし寿司を3分の1ほど詰めてからお祝いを手渡し、その場で内祝いを受け取り、写真を撮らせてもらって帰って行った。7軒回らないといけないので玄関先でささっと帰らないと明るいうちに回りきれないとか。。これで2012年の我が家の厄払いができました。

鬼火焚きは子供会に所属している長女が友達と行き、家にあった古いお札や御守りなどを焼いてきてくれたそう。

そして祝いもうそうでは子供会の中学生が毎年決まった歌を玄関先で歌って、お祝儀を持って帰り、これでまた厄払い。ちなみに集まった人数は10人ちょっとだったのに、お祝儀の金額は23万円ぐらい集まったそうです。ちなみにこのお金は、一部は子供たちに渡して残りは子供会の運営費に充てられるとか・・・

ホテルに勤めていたころは盆も正月も無かったから集落の行事や風習なども全く無縁でしたが、最近はいつの間にやら屋久島人になりつつあります。

今年で屋久島生活も丸10年になるのでこれからも屋久島人として集落や島の行事に積極的に参加して屋久島を愛する島民になりたいと思います。

重ね重ね今年もよろしくおねがいいたしますね。

2012/01/19 11:23 | hidaka | No Comments