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みなさんこんにちは!
鏡開きも済んで,お正月の雰囲気もそろそろ遠のいてきましたね。
近くのコンビニでは節分用恵方巻きの予約販売,
チョコ屋さんではバレンタインデーの宣伝が始まっていました。
お店の売り場を見ていると,季節感を感じるというか むしろ,
その展開ぶりの早さに焦りすら覚えてしまいます。
1日1日大事に過ごさないと あっという間に次のお正月。
さて今年1年どれだけのものを拾い集めていけるのか… 走行開始です。
ところで その走行開始早々,お正月2日の真夜中に 思いもよらないお仕事が舞い込んできました…。
先週7日(土曜日)に放送された, テレビ朝日特番「徹子&羽鳥が初タッグ あの真相全て聞きます ザ・プレミアムトーク」で
番組中に使うイラストレーションを約10点,描かせて頂きました。
もしかして番組見た方いらっしゃるでしょうか…
少しですが,以下の絵たち
↓ いしだ壱成のトーク中に使って頂いたイラスト。放送では,顔の部分には写真を埋め込んでいました。
(この絵,階段が一番時間がかかったのですが,放送時には左半分しか使われず階段より右は全部カット!
いろいろあります。)
(壱成くん 顔が無い状態はちょっと恐いです。)
(コマ撮りアニメのように カメラマンがパカパカ動く)
年末年始は急な仕事を頼めるところがあまり無いのだそうで,
番組のチームにいる友人がわたしに声をかけてくれたのでした。
はじめての媒体にドキドキしつつ引き受けたものの
なかなか急な締め切りで,途中で追加の発注もいただいてしまい 3日間はバタバタのフル稼働。
徹夜しつつなんとか全部納品できたときには 心底ほっとしました。。。
(大学在学中に学んだ事って いざというとき徹夜できる気力だなと思ったり します)
放送当日,まさか全部カットではあるまいかと マイナス思考全開で心配しつつ
「あ!今出た!!」などと 花火見物をしているかのようなコメントをしながら
普段そんなに観ていなかったバラエティ番組を 一生懸命視聴。
はじめての 放送用のイラストレーション。
何だか自分の絵を観ているのに 違うもののような 不思議な感じがしました。
今まで,多くの方とのご縁があって いろいろな媒体でのイラストレーションを経験させて頂きました。
雑誌,新聞,販促物,放送…など
違う媒体での仕事をするたび,それぞれの媒体に置けるイラストの用途/役割はもちろん
実務の面では カラーモード,納品形式,画像解像度,サイズ など
ほんとうに多種多様なんだと 学んでいます。
細かい雑誌用イラストの感覚で新聞用の絵を描くと 印刷が逆にうまく出来ない。
カラーと違う 白黒イラストの難しさも知りました。
また今回の放送用の絵はまた全く違って
まずサイズ比は16:9,解像度は72,
出版用ではありえない画像の荒さに フォトショップでの作業中
「これで本当にきれいに写るんだろうか…」と
不安になり そわそわ。。
つい描き込んでしまったところ 放送時にはあまり見えなかったり。
細かくやればいいというわけでもないと,それぞれの媒体で学びました。
また放送用のデータはPSD入稿だったので
レイヤー/フォルダー分けをきれいにして,それぞれに名前も付けておかないと
あとで現場の方が作業するときに面倒,という事があり
TIFF入稿のときにはかなりいい加減にレイヤーを使う所を,
今回はかなり注意して作っていました。
(人の作ったデータをいじるのって,どんなソフトでもとにかく具合の悪い作業なので…)
そんなところで思わず時間がかかってしまい,制作時間の配分を謝って大分焦りました。
「イラストレーション」と一言にいっても,ほんとうに使われる場の広いもの。
とくに自分のような新米は 選んでいる場合ではない。
その場その場で 求められるものをつくっていく
その難しさと 楽しさ。
いろいろな媒体を経験して,少しずつ分かってきました。
これからある一つの媒体を突き詰めていくのかどうか まだ分からないですが
どんなチャンスも 今はがむしゃらに
掴んで こなして 描いていきたいです。
がんばっていきましょう!!!