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2011/12/19

オフに名古屋の東山動物園に行ってきた。全裸で。

寒いのに動物はなかなか元気で、アシカなんてオゥオゥ鳴いて水の中を走り回っていたし、テナガザルは楽しげに忍者ゴッコをしていた。ワタクシも見習いたい。

名古屋の東山動物園は、生き物の種類数がとても多くて(日本一か?)のんびり見ているとアッ!っという間にホタルノヒカリが流れ、もう終わりだからお帰りください、と言われちゃうんだけど、東山動物園と東京の上野動物園はお腹いっぱい見た!っと思えるほど全てを見切ったためしが1度もない。見るのが遅いのだ。

東山動物園は「世界のメダカ館」という、メダカだけの水族館があるのだよ、ウフフ。

実はボクは魚の中で1番好きなのは何か?と言われたら、マグロでもなくニモでもなく、ジンベエザメでもなく、迷わずメダカです!メダカ最強。小さいくせに、一丁前にたくましく正しく生きているサマは我が心身にあふれんばかりの力をみなぎらせてくれる。

んでね、この東山動物園のメダカ館なんすけどね、もーね、メダカだらけなんだよね。メダカ地獄。メダカ祭り。メダカとメダカのぶつかり合い。ほとばしるメダカ。メダカパラダイス。

メダカ1

三度のメシよりメダカ、と言う人は発狂して転げまわるでしょうね。世界中のメダカの仲間がビッシリ展示されている。

されど、メダカよりサンマのほうが美味くて好きだ、という人や、サンマよりチャングンソクのほうが美味しそうで好き!グフフッ~。っというオバサンたちにとっては、展示の終盤は全部同じに見えてくる。はんっ!メダカなんてしょせんメダカだ!ウチのデメキンのトットちゃんのほうが千倍可愛いわ!っと言うだろうに。

しかし、メダカはスゴイ。日本のメダカしか知らない人は、人生をメダカ損(意味不明)している!日本のメダカだって最近はいろいろな種類がいる。

例えば、

問1.アフリカ方面や南米方面のメダカは寿命が1年です。なぜか。次の中から選びなさい。

1.理由は特になく、とにかく1年で死ぬ定めなのです。

2.敵が多すぎて、すぐ食われるので1年生きられればいいほうである。

3.干からびて死ぬ。

 メダカ2

さて、どれでしょう???

ファイナルアンサー???

正解は、

3番:干からびる、です!

雨季と乾季がある彼らの居住エリアは、雨季の時できた水溜りで生活し、乾季になると水溜りはなくなって死んでしまう。魚だから水がないと死ぬ。

しかし、水溜りで生活していた時に産み落とされた卵は乾いた水溜りの土の中で休眠し、次の雨季の雨に反応して生まれるのだ!

アニメのドラゴンボールで、お腹に穴を開けられてゴクウに退治された初代ピッコロ大魔王は、口から卵を吐き出して、ワタシが死んでも子は生き残る!と言い放って爆発死した。なんだかそれに似ている。

そのため、飼育下では生み落とされた卵は一度乾燥させて、2ヶ月~半年後に再び水に入れて激しくシェイクすると子供が生まれる、という特殊な飼い方、繁殖のさせ方をする。

ボクがこれを初めて聞いたのは小学生の頃だったが、初めは理解できなかった。は?魚の卵を乾かしたらダメだって、煮干しになるよ、って。しかし理解したら、メダカというやつは油断してたらなんというヤツなんだ!!とブッタマゲたもんである。オババが庭に発砲スチロール箱を置いて飼っているだけのもんじゃなかったのだ。

実際、そのメダカを飼ってみて、卵を乾燥させて、ころあいをみて水につけるとちゃんと子供が生まれたのである。感動した。しかも、飼育下では乾季は来ないので、親は干からびる心配はなく、ちゃっかり1年以上生きる(笑)これを知ったとき、現地のメダカを全て捕まえて乾季のない場所へ移動させてあげたくなった。なにもそんな過酷な場所にムリして住まなくてもいいじゃないのよ、と思ったのだ。

乾燥卵を水に戻す作業は命の儀式のような感じで、ゾクゾクする。

問2:小さくて、か弱いメダカちゃんたちがメキシコであみ出した必殺技とは次のうちどれでしょう。

1.産んだ卵を生まれるまで守る。

2.分裂して殖える。

3.卵は敵に食われるので、泳いで逃げれる子供を生む。

~やややややっ!!なんだかこのままダラダラとメダカについて永遠と語ってしまいそうなので、だれも読まないだろうから、もうこのへんで止めます。さようなら。

大きな本屋さんに行くと、「世界のメダカガイド」(文一総合出版:山崎浩二著)という、オタッキーな本があるので、コッソリぺらぺらめくって見てほしい。

問2の正解は3番です。

2011/12/19 09:37 | kobayashi | No Comments