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2011/01/13

『今日は、お客がダメよね~。暗い。』

コレさ、、、去年ある素晴らしいイベント(SALSAでも、SAMBAでもない。)に出向いた時、 このようなイベントだとか、パーティーだとか、飲食店だとか、或いは芸術だとかに精通したある方のお母様が仰ってた言葉なんだけど、、、

まぁ、あろうことか、、、お客様一蹴ですよ。

正直言って、仕事でも遊びでも、いろんなイベント、パーティー、ライヴなんかに顔を出して『今日は、お客さんがダメだな。』って感想を持つことは、よくある。

でもさ、コレって当然、お客さんが悪いわけじゃないからさ。
楽しいお客さん達を呼べなかったイベンター側の失敗だし、
もしかしたら、出演者自身の無知なる思い上がりのせいなんだ。

盛りだくさんの出し物をすれば!!!
素晴らしい演奏家を呼べば!!!
あるいは、一生懸命演奏なり演技なりすれば!!!
イベントは成功する!!!!!

そりゃ企画側の勘違いだし、思い上がりだし、学校の文化祭みたいに安易すぎる。

一般のパーティーやイベントは、TVやディズニー・ランドみたいに たっぷりの予算があって
必ずお客さんが楽しめる!!! って筋書きののもとに大勢のプロのスタッフが作りこんで&作りこんでってのとは違う。

実際のパーティーやイベントって、お客様方の『楽しみたい!!』っていうパワーに頼る部分が大きいと思うのね。

よくある分かりやすい例が、結婚パーティーの類だよな。
クソ詰まらない出し物連発のパーティーでも、温かい祝福の心いっぱいのお客さん達が最高のパーティーに仕立て上げてくれる♪

まぁ、毎度書くことだけど、『お客様は、神様。』って言うよりか『お客様は主役。』でさぁ~。

イベントを、パーティーを、ライヴを、『自分自身が楽しむ』という主役なんだよな。

ひとつの会場の中に、会場の人+企画者+運営者+出演者よりお客様の人数の方が多くないと話しにならないわけだし、
『楽しんだ!!!』と実感を強く持ったお客さんが多くなければイベントは成功ではないのだから
やっぱり成功するイベントにおける『主役』の比重は、お客様に傾くわけだ。

だもんだからさ、詰まらないお客様ばかり呼んじゃったら主催者側のキャスティング・ミスですよ。

『美味しい!!』と大評判のお店に行くのも、あいつと一緒に飯食いに行っても楽しいワケないじゃん!!!ってこともあるわけだし、
うっかり入った店がとんでもなくマズくても、一緒に過ごす相手が楽しいヤツならば『なんだコリャ??酷くマズいな???』とか言いながらそれなりに楽しめるもんじゃん。

パーティーなんかもその延長線だと思うんだよね。

『美味しい!!』と大評判の○×大飯店も主役。
ニューヨークを舞台に~ とか
戦国の世を舞台に~という様な背景も主役だけど 、

そこへ食いに行く私はもっと『主役』。

一緒に食いに行く相手は、ストーリーや演出の善し悪しに関係なくその映画を名作にしちまうような『助演男優賞受賞大俳優』なんだよね♪

飲み会も合コンも同じじゃん。
楽しいヤツが来たから楽しいワケだ。

っ~か、皆さん、ライヴに行って、パーティー、イベント、飲み屋、ナイトクラブなんかに行って、
お客さん達盛り上がってるね~♪
ココの客は楽しいねぇ~♪
楽しい人いないねぇ~
カッコイイ人いないねぇ~
可愛いこいないねぇ~
とか普通に言ってると思うのね。

イベントの種類にもよるのかもしれないけど、
ソレって、そのままほぼイベントの評価じゃね???

ね♪ お一人様&お一人様のお客さんは、
『主役』であり、『助演男優賞俳優』でもあるわけだ。

遊び慣れてる。←変な意味じゃないよ。大人で楽しい人達に来てもらわないとね。

では、楽しいお客さん達に来て貰うには、どうしたらイイのか???

楽しいお客さん達が存分に楽しめるイベントであることがなにより大事だわな。

与えられて楽しむタイプのお客様方の満足を考えるより、
美味しいお酒と話し相手さえあれば、なにが無くても勝手に楽しく盛り上がってくれるタイプのお客様方の楽しみたいエネルギーの邪魔をしないイベントであることが俺は大事だと思うんだ。

ホラ!!! 俺達日本人って良い人達だからさ、イベント事なんかを企画するような時って、みんなのこと考えるんだよね。

例えば、俺なんかが企画してる様なサルサ・パーティーなんかでもさ、
初めてサルサ・パーティーに遊びに来てくれた人達にも!!! 踊れない人達にも楽しんでもらおう!!! とかって考えガチなワケさ♪

でもそれじゃ、面白いパーティーになるわきゃないよな。

パーティーが盛り上がり始めた後の時間に遅れて会場に現れた、一見さんなんかが、ドアを開いたとたんに
『エッ!?!? なにコレ!?!? こんなに盛り上がってるもんなの!?!?』
ってドン引きして絶句するくらいの『熱気』がないとね♪

この『熱気』があるからこそ、見ず知らずのお客様同士の間にも
『なに?今、来たの?外は、寒かったでしょ?さぁ、飲んで♪食べて♪温まってよ♪楽しんでよ♪』
っていうウェルカム・ムードが溢れるパーティーになるわけだし、

『エッ!?!?  こんなに盛り上がるもんなの!?!?』ってのがないと、一見さんにとっての
『楽しかったぁ~!!!!』という満足につながらないとおもうんだよねぇ。

あぁ、あぁ、あぁ、そうだ、サルサのお話ししなくっちゃ。

昨年末、久々にあったサルサ関係の知り合いの人達に聞いた見解なんだけど、、、
『サルサのダンスの先生の名前が冠についたイベントがガラすき。
 先生の名前が冠についてないイベントが盛況になってる。』
って、そりゃそうだよな。

もう、サルサが珍しかった頃とは違うし、踊れる人達いっぱいいるし、
上手いor下手尺度で踊る人達より、楽しむ尺度で踊る人達が増えて当然だし、
先生持ち上げて過ごすより、楽しい人達と踊ってた方がイイわな♪
それに、10年前と比べたら、日本人と外来文化の関係も全然違うしね。

舞台の上の人達ってのも、『主役』であるお客さんにとって、ホントのところは、『脇役』なわけだから、技能があるに越したことないけど、それ以上に単純に楽しいヤツでないとダメだわな♪

2011/01/13 02:02 | hiro | No Comments