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2011/12/10

どぉも。こんばんは。

しかし12月ですな。シワスですな。シワスって言うのは漢字で書くと「師走」と書くらしく、この師というのは師匠とか先生ではなくて、ボーズのことらしい。年末でボーズは忙しくて走り回ってお経を読むぞ、ということらしい、というのをどこかで読んだ。ボーズ丸儲けである。

まぁ、わぁわぁ言うとりますけんどもね、師走の前に「クリスマス」があるですわ。恋人達の年に100回以上あるとかないとか言われるラブラブ・アヘアヘDayですがな。

ウチの水族館はクリスマスということでも特にお客さんが多くなるわけでもなく、いつもとそんなに来館者数は変わらないけど、閉館時間になってもいつまでもネットリ2人でまとわりついてヌタヌタ水槽を見ているカッポーはよく出現する。

女子A「きゃぁ、この魚カワイイ~♪」

ブタ男1号「ウフフ、キミのその笑顔のほうがカワイイよ。」

女子A「やだぁ!何いってんのぉ、ベタなこと言わないでヨォ」

2人として「ウフフフ…(誰も見ていないことを確認して接吻~)」

…いや、おれ、見てるんですけども。気づけよ。なかなか「閉館ですよ~」とか言いにくいぢゃんかよ。無言でイカゲソでもぶつけてやればいいのでしょうか。

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クリスマスということで水族館でもクリスマスツリーを出した。3年前にホームセンターで現品限り1980円!を調達したのだ。

全国の水族館では、クリスマスにちなんだ展示がいっせいに始まる。多いのはサンタさんの格好をした飼育員がアシカショーをしたり、エサを持って大きな水槽に現れて餌付けショーなどをします。生き物では赤い色に白い点の入ったエビをサンタエビと言って展示したり、角の生えたフグをトナカイフグといって展示したりする水槽を作ります。

デンキウナギでツリーを点燈!とかもやります。

これはドコの水族館でも考えることらしく、水族館へ魚を供給している業者からは今年もいっぱい入荷しまっせ!たくさん買ってね!予約受付中!とかいうメールが来たりする。

ウチの水族館では(というかワタクシは)、へそ曲がりなのでクリスマス展は今年はやらない。

よくプレゼントを願う子供の前で、お母さんが言う言葉「うちは仏教徒だからクリスマスはありません」

去年もへそを曲げて、ベタークリスマス生物をやめて、変わったエビを展示したナァ。。。結構ウケた。

どこの水族館も一緒じゃつまらんじゃない。ということで、今年は「年末年始忘年会新年会・飲みすぎ注意展!」を始めた。

猛烈なクリスマス展示シーズンに、飲みすぎ注意!などとやっている水族館はおそらく宇宙中でウチの水族館しか、ない。わけのわからん自慢でスマンね。

忘年会・新年会シーズンだし、最近は飲酒運転もキビシイし、悲しい事故も多い。ボクが住んでいる愛知県は交通事故死ナンバーワンな県だとかいっていた。それに、ボクはまったくお酒が飲めない。

下戸がやる展示ではないが、やってしまうのである!昨日から始まった。

8種類やく90匹の魚を展示した。おそらくどこの水族館でも展示していない意味不明のバカげた魚を2種類展示している。今回は捨て身で体もはった。

水槽に近所の酒屋でもらってきた酒瓶が入れてある。酒屋のオヤジに展示に使うから瓶をくれ、と言うと「はぁ?」と言われ、理解してもらえずに瓶をもらってきた。

昔は、神聖なる水族展示に酒瓶など人工物を入れて飾るなんて何事だ!しっかり環境再現展示をやりなさい!と許してもらえない職場体質だったが、そういった勢力に対して反抗の末、今では好き放題やれる。出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打つほうが疲れてしまって打たれないのである。

内容については、次回教えてあ・げ・る。

2011/12/10 08:43 | kobayashi | No Comments