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2011/12/10

肥満大国といわれるアメリカ、
ジャンクフードのメッカ、
貧富の差も激しい、
けれど、
刺激に溢れた国、
夢「dream」を叶えるという事が、
リアルに体現できる国、
人種の坩堝。
ここに来ればという期待を誰もが持つ、
持っていたと考えようか、今としては。

今、一部の学校給食にて、
日本の「蒟蒻の粉」を取り入れて、
子供の肥満防止に動いてらっしゃる、
日本人社長がいる。
光野幸子さんというが、
この「蒟蒻」の持つ特質を最大限に活かし、
社会貢献に役立てたいと、ニューヨークでは、
ミス・コンニャクとして有名な方である。

現在、ニューヨークにある、日本人オーナーが経営する
ほとんどのレストランにて、この光野社長が提供する、
純粋蒟蒻粉「ⓒコンニャクマンナンフラワー」を使用している。

正味、坩堝の国においては、
食の幅、乱れとでもいうのか、
整然としたレストランもあれば、
唖然とするジャンクフードショップもある。
色んな素材を本来の形すら留めることなく調理する、
素材への冒涜とも言えるようなサービス、
ただ、そういうところに考えを及ばすと、
短なる評論家でしかない。

何がその人にとって美味しいとか、
食べて懐かしいと感じるか、
多様でいいと思う。
今更収拾つけようとすればそれこそデモクラシーに
成りかねない。でも、
健康管理において、一番の悩みどころは便秘に尽きるのでは
ないだろうか。消化できないという、
循環を基とする人間の体において、留めることの
苦しみはストレスに繋がる。
不安や不満の要素にも成りえる。

欧米人は「蒟蒻」を見ると気持ち悪いと感じるという。
その感触、無味からして、
中々理解をすぐには得られないものらしい。

さて、子供の頃、人参嫌い、
ピーマン嫌いってよくみんな言っていたと思う。
何でだろうと言われても、
釈然としない回答で誤魔化す、大人になって何となく、
気付いたら御酒やビールが美味しく感じられるようになる、
同様で、
見慣れない素材はやはり誰もが抵抗を感じるのであろう。

例えば、「ゴーヤ」にしてもそう、
ここ最近の沖縄ブームで定着化してはいるが、
最初は大概、苦いとか、見た目で判断する。
判断すること自体、可笑しなもんだと思うが、
見た目の良くない野菜ほどたくさんの栄養素を持っている。

日本の北から南にかけてまで、
まるで素材の食し方が違うというのに、
それを堪能するより外の国に目が向く、
やれイタリアだフランスだ、タイだ中国だと、
他国中心に想いを寄せては、その味なりを嗜む。

多種多様ではある世の中で、
食については、
今一度、
日本人であることが誇りに思えるよう、
生きていきたいと改めて自分に伝える。

2011/12/10 06:45 | nishikawa | No Comments