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セルフネイル、という言葉をご存知でしょうか。
サロンではなく自分で自分の爪を手入れする、という意味で
最近は雑誌などでもその方法が紹介されていたりと
広く浸透しつつある言葉です。
今回はそのセルフネイルの方法やコツなどをお話しようと思います。
ご興味ある方はもちろんですが、
あまり関心のない方(男性諸君も含めます!)もぜひ一度お試しを。
ちょっとしたことで手先の印象が変わりますよ。
女子力・男子力アップ間違いなしです。
用意するものがあります。
まず、爪ヤスリ。
いまやドラッグストアにもネイル商品を集めたコーナーがあったりしますが
そちらに市販されていると思います。
本当はプロ用のものがお勧めです。
(ネイルサロンで入手可能な場合があります)
ヤスリの「目」がしっかりしていて、削りやすいからです。
目の目安は180グリッド~240グリッドくらいが適当です。
つぎに、ガーゼか薄めのハンカチなどを1枚。
清潔ならば使い古しでも大丈夫です。
以上が用意できたら、いよいよセルフネイルスタートです!
最初に爪を整えましょう。
長さ、形をヤスリでお好みに削ります。
この時、ヤスリは一方向に動かします。往復がけはしないでください。
爪は薄い層が3枚重なって出来ていますので、
往復がけや力の入れ過ぎは、負担がかかり層を壊してしまう可能性があります。
2枚爪の原因になりますので、優しくヤスリの長さを活かすよう長いストロークでかけましょう。
力を抜いて爪の形に沿わせるようにかけていきます。
かけ難い方向(右利きならば右端)は、逆からかけてつなげます。
また、ヤスリを爪にあてる角度にも注意しましょう。
爪先に対してやや斜めに下からあてます。45度くらいを意識すると良いでしょう。
これも爪の層を守る意味があり、爪のカーブに沿った自然な丸みに整えることも出来ます。
美しく整えるコツは、10本のバランスです。
長さに迷ったら、一番短い爪に合わせると良いでしょう。
形は数種類ありますが、セルフネイルの場合はあくまでお好みでかまわないと思います。最近の流行は、角のない優しい丸みをもった「オーバル」と呼ばれる形です。
さぁ、お爪が整ったら次は甘皮の処理です。
甘皮(あまかわ)とは、爪の根元にある皮膚のことです。
この形状には個人差があり、
爪表面に沿って薄くぺったり張り付くように伸びている人と
そうではなく壁のように丸みを保っている人と様々です。
手先を酷使していたり、乾燥などがひどい場合は角質化が進み硬くなっているかもしれません。
まず、指先を柔らかくふやかします。
お風呂位の温度のお湯に2~3分もつければ十分です。
柔らかくなった甘皮を、優しく丁寧に押し上げていきます。
片方の親指の爪にガーゼを巻きつけ、爪先で甘皮を指の方向に軽く押してみてください。
甘皮が爪の表面から離れ、根元の方に押しあがっていくと思います。
ある程度(痛くない程度)まで満遍なく押し上げます。
爪と皮膚の境がはっきりして、場合によっては爪が長く見えるかもしれません。
なんとなくすっきりした印象になります。
甘皮が押し上がると、下から出てきた白っぽい物が爪表面に残ることがあります。
これはルーススキンと呼ばれ、普段は甘皮の下にへばりついている薄い角質です。
ルーススキンは、そのままガーゼを巻いた爪先でこそぎ落とせます。
ついでにそのまま爪の表面や爪先の裏もガーゼで拭きましょう。案外に汚れていて驚かれるかもしれませんね。
ささくれなど立ち上がって引っかかる所は眉ばさみのようなシザーで軽くカットしても良いでしょう。
甘皮を押し上げる専用の木製のスティックが市販されています。
そちらを使ってみるのもお勧めです。
この場合は、スティックにコットンを薄く巻いたりして甘皮を傷つけないよう注意してください。
親指のお爪が短い方などには便利だと思います。
サロンでは、ネイリストが専用のニッパーを使って甘皮の処理をしますが
これはセルフネイルでは省略します。
甘皮は爪の根元に雑菌が入るのを防ぐ大切な役目があり、
どの程度までニッパーを使って処理するかを勉強する必要があるからです。
軽く押し上げて整えるだけでも、十分に効果はあります。
以上で、爪と爪周りのお手入れは終了です。
いかがですか?綺麗になりましたでしょうか?
このお手入れは週に一度で十分です。
甘皮の処理は、お風呂で湯船に浸かっている間などに行っても良いですね。
爪の根元付近には、リラックス効果を促すツボもあるようです。
甘皮を押し上げる際に軽く押して上げると、バスタイムに疲れを取る相乗効果が期待できそうです。
よくサロンでお手入れをしている最中に、
お客様が「眠くなってきた」とおっしゃることがあります。
もしかすると、指先を刺激されることにより体も心もリラックスされているのかもしれません。
また、爪の「生産工場」は甘皮と第一関節の間に位置します。
常に清潔にかつ適度な刺激を与えることで、健康な爪を作り出せるでしょう。
お手入れがすんだら、ハンドクリームで保湿を忘れずに。
甘皮専用のキューティクルオイルというものがあるとなお良いです。
せっかく綺麗になった指先、マニキュアもしてみたい!と思われた方のため
次回はセルフネイル・マニキュア編をお届けします。
お楽しみに!!