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2011/11/10

前回に続き、ボディのお話です。

ボディに限らずですが、
お肌表面だけをいくら整えても、内側をおろそかにしていてはいけません。
ハリだのキメだのツヤだの。
美しく健康なお肌を表現するおきまりの言葉がありますが、
これは支える筋肉やその細胞が元気でなければ生まれてこないのです。

ストレッチと筋トレ、この2つが大切なのはそういう理由からでもあります。

テレビコマーシャルなどを見ていると、ついつい美容効果を劇的に生んでくれるような化粧品に依存してしまいそうな誘惑にかられます。
リフトアップ、なんてエイジングケアラインの化粧品の代名詞です。
かたやストレッチと筋トレというキーワードは、美容というより健康志向のようなイメージを持たれる方も少なくないようです。
「別に筋肉とかいらないし」とか
「筋肉よりこの浮腫みをどうにかしたいの」なんてお言葉も耳にしますが、
そうではないんですね。
美容と健康はセットです。
健康だけが一人歩きすることはあっても美容だけが一人歩きすることはありません。
いっけんそうであったとしても、必ずどこかトラブルを抱えていたりします。
黙っていても代謝が活発な若いうちは気にもなりませんが、
30代を過ぎ代謝が落ち始めると驚愕とともに実感される方も多いはずです。
かくいう私もその一人でした。
お顔の筋肉でさえも鍛えなければ落ちていく、重力に従い垂れ下がっていくわけです。
考えてみれば至極当然です。なにも肌表面の変化だけが原因ではありません。
にっくきホウレイ線や顎まわりのたるみの正体みたり、です。

足を細くしたいなら、
お肉を支える筋肉を鍛えてそのラインを維持する必要があります。
代謝をよくして余分な脂肪が燃えやすく付きにくくする必要があります。
浮腫みも代謝と血行の滞りが原因ですから、やはり運動とストレッチが必要です。
肌表面の潤い不足は表面から栄養を与えて整えます。
せっかく努力しているのだから、相乗効果も期待して食事にも気をつけてみます。

以上のような理屈が腑に落ちて習慣化できれば数ヵ月後に結果はでます。
足のラインが変わる頃、きっとそれ以外のパーツにも変化が起きているはずです。
さらに意識が高じているので、今まで気にならなかったパーツにも気配りが出来るようになるでしょう。
他のパーツも同じ、なんです。もちろんお顔も。

ボディ、お顔、で下地の美容と健康が廻り始めると
次は表面を飾る楽しみが出てきます。
服のサイズが変わり(戻り)着てみてもサマになる。
ファンデーションのノリもよくなり崩れにくくなってくる。
心なしか髪の毛もツヤが出てきた気がする。
手を出したときにネイルが綺麗だと何だか嬉しい。

お洋服、お化粧、ヘアースタイル、ネイル。。。
そう、ファッションです。

モデルさんや女優さんが美しいのは、この関連性に気づいて実行しているからではないでしょうか。
○○だけ、を真似しても総じた美しさには程遠いのです。

完全であることより、完全を目指すその姿勢と意識が
きっと内面からにじみ出る美しさを生んでいるのだと思います。

ボディの美と題しましたが、
美容用語とは別に、すべて(ファッションにいたるまで)を包括する意味でのお話をしてみました。
ネイルを愛する方々が、おおよそ魅力的である理由はこういったことからではないかと
その世界に身をおく者として感じています。

2011/11/10 12:47 | makiko | No Comments