« | Home | »

2011/11/01

「超水族館ナイト」に行く日は、そのまま夜中に「チビッコ園館長会議」もあるので、仕事は2日間休みをとって東京へ出かけるけど、今回のナイトは日曜日。なので日・月曜日で休みを取った。今回、さらにウチは火曜日が休館日なのでトリプルプレイ!3アウトで3連休になった。3日間東京にとどまり最終日は8月にリニューアルした、賑わいの街池袋の「サンシャイン水族館」に行った。

サンシャイン水族館

このロゴ、ステキじゃない。入る前からワクワクする。

朝一番に入館。ワクワク。

アシカショーでは、ウチの館にもやってきた「オタリア」というアシカの仲間が活躍していた。お客さんとの間には仕切りがなく、オタリアを間近に見れる。オタリアが逃走したらお客さんは踏み倒される。

オタリアショー

ショーステージは、夜はライトアップされた噴水になって、デートにピッタリ。ビールも売っている。

ステージ夜

もっと暗くなると、雰囲気が出て、いい感じになる。

中村さんに紹介していただいて、案内していただいたのはMさん。今回の東京はMさんが多いのだ。

さすが、中村さんが紹介してくださった方、Mさんの案内は話が合った。うんうん!そうそう!その通り!ボクもそぉ思う!!と、ボクは恐怖の意見賛成連続相槌男となって、館内や裏側を案内していただいた。

前日に行った葛西臨海水族園のスゴサとは違ったスゴサがあり、サンシャインのスゴサは工夫やお客さん主義に徹しており、あいづち男は感激した。

水族館の仕事で大きなものを占めるのは何かと言うと、これは水族館で働いていない人でも、そりゃ生き物の世話でしょ、と思うかもしれないが、サンシャイン思考ではこりゃ当たり前。そんなの当たり前すぎてオナラぷぅーである。

サンシャイン水族館に行って改めて認識したのは、お客さんあっての水族館ということで、一生懸命かわいがって生き物の世話をしても、見てくれるお客さんがいなければそれは、玄関で魚を飼って家族から嫌がられるお父ちゃんとやっていることは変わらないのである。

さらにお客さんが見るなら、お客さんの心になにか届けるメッセージのある水槽でなければならない。そのための工夫や技術がサンシャインの水槽には随所に見られた。それがサンシャイン水族館の持ち味になっていた。

チョウチョウウオ水槽

案外、多くの水族館では日常の仕事の中でそれが忘れられがちで、つまらん水槽が多いことがある。作業のしやすさやを優先したり、お客さんより魚を飼うこと自体に走りすぎて、力のない水槽になることというのは多く、やってる本人達はそれに気が付かないことも多い。

サンシャイン水族館はそういたことを排除した、お客さん主義な水族館。そしてそのための技法や手段をとりいれた最先端な水族館だった。

8月のリニューアルオープンだけど、10月の今でも、かなり賑わっていた。平日の火曜日だぞ。みんな、仕事してねぇだか?

ボクは水族館へ行くと、来ているお客さんの様子なんかも変態チックに眺めたりするのだが、結構水槽を適当に眺めながらフラフラしているあまり興味なさげな人とかがいるもんだが、サンシャインはみんな水槽に張り付いて見ている。水槽世界に引き込まれてるのね。その工夫や技術が水槽の中にあるからだ。

水槽の中の世界にグィ!と引き込む水槽が多くて、引き込まれると、その人の中で勝手に脳の中でお話や物語や何らかの想像が始まるのね。ステキな水槽ってそんなもんで、長い時間見ていても飽きないし、長い時間見ていられるのです!しかもそれが無意識に。そういう水槽って文句なしにオモシロイ。

そしてそんな水槽がたいして大きくない、というのもサンシャインの嬉しいところである。海、切り取ってきたで!!的な巨大水槽は最近まで流行で、たしかに凄いけど、実はそれはお金と土地があればできるもので、本当にすごいのは、小さな水槽でいかに見る人を引き込める水槽か、ということではないかと思った。うん、昔と違って、オレ、もぉ大きな水槽なんて欲しがりません、勝つまでは、ですから。昔は大きな水槽を見るたび羨ましくて悔しかったもんだが、現実はそうじゃなかたのだ。小さな水槽でも勝負できて、それが大事だったのだ。やる気が沸いてくる。

サンシャイン水族館は池袋という土地柄、大人向けに作ってあるが、子供も嬉しそうに見ていた。楽しくていい水族館!ぜひ一度、足をお運びくださいませ。

ラグーン

東京コラム編、終わり。

2011/11/01 05:35 | kobayashi | No Comments