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さて「美」に関して、私なりの見解などを書いてみたいと思います。
(頑張ります、ウッス!)
まずは、ネイリストとして基本中の基本である指先の美から。
美しい指先とはどんなものでしょう?
白魚のような、とよく喩えられますが
確かにキメの細かくしっとりした色白で、スーッと細く長い指は美しいですね。
それは理想形だとしても、お顔同様にお手入れが行き届いているであろう手指は美しいものです。
ではその先にあるお爪はどうでしょう。
短い方が清潔感がありますか?
長い方がさらにスラッとしていて素敵でしょうか?
爪そのものは「どちらでもよい」が正解です。
長かろうか短かろうが、それ自体は関係ありません。
むしろ、その根元の甘皮の周りや爪が問題なのです。
甘皮とは爪を囲む周りの皮膚の部分です。
ささくれがあったり、ゴワゴワカチカチの角質があったり、
爪は欠けたままと伸びたままがごちゃ混ぜのバラバラだったり、
甘皮が伸び放題で爪との境目を曖昧にしていたり。。。
ネイルに興味のない方は、「それが普通」の状態と思われているかもしれませんが
正しくお手入れされた爪周りの美しさを、一度ぜひご覧いただきたいと思います。
まさに「清潔感溢れる」美しい指先です。
お手入れが行き届くことは清潔になること。
いくら爪が短くとも、その短い爪先に得体の知れないカスが入り込み、
変色しているようではむしろ不潔です。
爪が長くとも、ネイルブラシで丹念に爪の裏を洗う習慣のある方がよほど清潔なのです。
また、合成洗剤などに対する無頓着も指先の美しさを損なう大きな要因です。
これは全身の美容にも通ずる観念です。
出来るだけ低刺激の洗剤を使う。
洗い物をするときは必ずゴム手袋をする。
用事が済んだら手を清潔に洗浄する癖をつける。
手が水に触れたらクリームを付ける習慣を徹底する。
就寝前のハンドクリームはたっぷりとつけ、寝ている間のメンテナンスを心がける。
以上が美しく健康で清潔な指先を保つコツです。
マメさと意識の高さが求められます。
そう、これが「美意識」なんですね。
手につけるハンドクリームは特に高価なものである必要はありません。
ドラッグストアで手に入るもので十分です。
大事なのは習慣化させる美意識です。
家事をこなすことで、美意識の欠如を言い訳にせず
むしろ家事もこなすことを自慢できるような指先を保ちたいものです。
美しい手指と家事、この関係においては私もかなり敏感です。
誤解されている方が非常に多く、
ネイルを楽しむ方やネイリストは時としてその偏見の矛先が向けられることも少なくありません。
この件に関しては、十分に一コラムを埋めるであろうフツフツとした思いがありますので
また後ほどのネタとしてとっておこうと思います。
美とは、おそらく、
自己満足であり他者を不愉快にさせないわきまえであり、
総じては第三者からの自分への評価を認識するツールであると私は考えています。
まずは、指先から。
否、指先までもぬかりなくというのが私の考える「指先の美」です。