前回の投稿記事はかなり誤字が多かった。すまんすまん。
劇団四季を見て、お台場に向かい、お台場をフラフラして時間になったのでメインイベントの会場である東京カルチャーカルチャーへ。中村元さんの「超水族館ナイト」はメチャンコ人気シリーズなので、会場は満員。その中から、全国から集まってきた若き熱血水族館人を探す。みんな来ていた。トークライブが始まるまで、それぞれ近況を報告。「この前はありがとうございました!」「グソクムシの件、ごめんねぇ」「ウツボに噛まれて爪に穴があいたんですよぉ」など、普段その辺りで話していたら変態扱いされる話を大きな声でできるのがこの集まりの醍醐味でもある。
今回はなんと記念すべき10回目!テーマは深海。ゲストは我が母校北里大学の先生でジャムステック(深海研究の番長機関)の三宅先生。ヒゲが生えていて、目に力があり殴り合いのケンカをしたら勝てそうにない顔をしている。しかし笑うとものすごく優しい顔になる。実際、優しくて気さくな先生だ。
始まる前、司会のテリー植田さんと話した。
「おぉ!コバヤシさん、ヤバイよ~、今日はホントにヤバイ。マジにヤバイ。中村さん、マジに段取りも話すことも全くノープランだよぉ。心配すぎるよぉ~」
とかなり怯えていた。
「へ?それ、いつもそぉ言ってるじゃないですか!?」
「いや、今回は本当に今までで一番ヤバイ!」
「だから、それも、いつもそぉ言ってるじゃないですか。」
それでも中村さんは楽しくビールとハイボールを飲みながら軽快におもしろトークをテリーさんと進めていく。今回は水族館人にとって必要なことや考えなければいけないこと、どんな水族館がこの先伸びるのか、などスルドイ話しが爆笑トークと交えてテンコ盛りで、我々若い水族館人にとって、かなり勉強になった。会場に来ていない情熱のある水族館の人はかなり損をして、参加者した水族館人とのレベルの差が開いてしまったハズである。
次回はムリしてでも来たほうがいい。全裸で。
我々にとって勉強になる話、だけど一般の人にとってもこれは変わりなく、かなり面白くて充実したお得な話しでトークをしちゃうのが中村さんのスゴイところ。会場は大盛り上がりだった。
後半から出演したゲストの三宅先生の話や写真・動画は激レアでこれまた会場は感激と驚きの声があがった。なにしろ三宅先生は、小さな潜水艦みたいなカプセル船に乗って海の底の深海まで実際に沈んで行って、深海のヘンテコ生物を捕まえて研究もしているスゴイ人なので話はミラクルな内容ばかりだった。
大盛況でトークライブが終了。そのあと参加者みんなで2次会。じゃんけん大会もあって、中村さんが用意してくれたプレゼントが当たったり、サインをしてもらったり、我々が業界人なのがバレると、一般の方がドンドン話しかけてくれて、ドンドン質問をされて感激されて、ドンドンいろんな話を暴露して、どんどんみんな気分が良くなってしまう、とにかくドンドン型の時間だ。
そのあと、集まった若い水族館人と中村さんで新橋に移動して恒例の「チビッコ園館長会議」。
この会議は若い飼育員が中村さんを囲んでスペシャルな話が夜通しできるという若くてやる気のアル水族館人にとっては夢のまた夢の時間なのだ。
会議と言うけど、難しい論争や話し合いはほとんどなくて、その内容は多くは語らないが、例えば「恋人とキスをするタイミングはいつがいいのか」とか「エロい女性はスバラシイ」とか「アイツとアイツが気が合いそうだから席替えしよう」とかそんなことをやっている。この会議からカップルが誕生することも少なくない。結婚したのもいるんだから!!
神奈川のイケメン後輩、元中華街水族館の野球青年、神奈川のウツボ好き、笑顔に悩むイルカの超頑張り屋の熱血お姉さん、三重県で魚・海獣の両刀使いを経て今度は動物園で働いている美人、だれかの彼氏、だれかの彼女、初めて参加した新鮮飼育員など含めて10人くらいが集まった。遠いところは下関からやって来た変態もいる。変態といっても福山雅治に激似のスーパーイケメンのアシカだかイルカだかのショートレーナーである。これらのメンバーにさらに地方の熱血メンバーを加えた20名ほどがチーム中村チビッコ園館長だ。
今回は後輩のSちゃんも参加したので、普段職場では語らない秘密な話もした。でもこれは2人の秘密なのでココでは書かないし職場の人にも話さないという約束なのだ。
イロイロな意味でココでは書けない様々な話で盛り上がり、3時ごろ解散。
中村さんと、誰もが認めるなんだか会うたびに美人でセクシーになっていく奥さんにお礼を言って見送り、10人の全国の若い飼育員は行き場所を失い、毎回恒例の新橋ゾンビ徘徊をする。前回は行き場がなくなり、近くにあった謎の開店前(夜中だから当然閉店している)のラーメン屋の前に並んで腰を下ろし、勝手に開店前から行列の出来るラーメン屋を作ったりした。毎回行き場がなくなりゾンビ徘徊するのに毎回、対策を考えない。バカですね。
第一候補のカラオケは料金が高すぎてビンボー水族人にはキツイ。若手特攻隊2名を選抜して店員との交渉に向かわせたが、あえなく玉砕されて「ダメっす。ココ値段高い」といって帰ってきた。
店の店員の前で
「ココ高けぇよっ!」
「マジ高い!ありえんわ!」
「部屋は入れなくていいから、この受付の前でアカペラで歌うのはどうか。」
「それがいい、座布団とタンバリンだけ貸してもらおう」
など好き勝手なことを吐き捨てて「こっちから願い下げぢゃバーロー」と言って再びゾロゾロとゾンビ徘徊。
居酒屋も夜中の3時だと閉まっている。24時間営業のマクドナルドも清掃時間とかいって追い出されるし、ホームレスの溜まり場化していることもある。
少し徘徊したら別のカラオケがあったので、先発隊を送り込むと「ココ安いですよ!」とのことで、突入。
カラオケの大部屋で好き勝手話したり、くたびれて寝たり、明日というか今日仕事だからイヤだ!とわめいたりして、4時半過ぎにそんな「今日仕事メンバー」が始発で帰り仕事場へ向かうために分散していった。部屋の電話が鳴り時間ですと言われたのでカラオケ屋もほどなく追い出された。5時にマンガ喫茶になだれ込む。毎回使用するマンガ喫茶なので下関から来た人間でもココ(東京・新橋)の会員カードを普通に持っている。
それぞれ部屋に分かれて街が動き出す時間まで2時間ほど仮眠。空が明るくなり、通勤サラリーマンが大勢の時間になると起きて、新橋を出てそれぞれ、せっかく東京に来たんだから!といって関東圏の水族館などにフラフラの体で出陣するのであった。