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どのくらい走っただろうか、
私は力尽きるまで走っただろうか、
何もかもが変わると信じて、
私は走り続けて来たはずなのに、
夕日は悲しく私を抱き寄せ、
闇は後悔だけを思い出させる、
私に見える風景はいつまでたっても変わらない、
これから先どれくらい走ればいいんだろう、
このスピードで、
君は人生を変えると言って、
誰も走った事のない道を探して飛び乗った、
明日なんて誰にも分からないけど、
君に明日が見えるならそれが君の道、
いつの日か君の歩いた道端に、
花が咲く時が来るはず、
こんな人生、
私の人生じゃないと言っていた君、
もうこんな人生は我慢できと言っていた君、
今の人生を変えたいと言って、
君は誰もが歩く道を飛び降りた、
なんでそんなに良い会社辞めるの、
何が不満なの、
あなた甘ったれてるんじゃないの、
皆だって我慢してるんだよ、
こんな時代にあなた贅沢言ってるわね、
私の人生、
誰にも口出しさせないわ、
道端に植えた種が夏に花を咲かせて、
私は天気の良い日に、
一日中花と楽しくお話しするの、
幸せかどうかは私が決める事、
今まで見ていた総てを、
少しだけ見る角度を変えて見てみたら、
まったく違う私が見えたの、
少し見る角度を変えてみただけなのに、
信じられる、
私はそれまでの私とは何も変わらないのに、
総てが違って見え出したの、
信じられる、
何がしたの、
不安じゃないの、
常識的に考えても無理じゃない、
準備は出来てるの、
あなたもうそんなに若くないんだから、
準備なんかしてたら私の時間終わっちゃうわ、
後悔なんかしてたら私の人生終わっちゃうわ、
私の時間はあとどのくらいあるかなんて分からない、
今、この瞬間にも私の時間は流れていくわ、
残された私の時間、
ただ、今は私の向かう道を走るだけ、
両手に抱えていた荷物はもう捨てたわ、
ただ、私は、
私の捜し出した道を走ってみたかった、
ただ走ってみたかったの、
闇の中に、
瞬く星を見つけたかった、
私を輝かせる星を見てみたいの。