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シャンソンのコンサートである巴里祭に出演するため、関西に行ってきました。
少し前から入り、京都の友人と比叡山の延暦寺に行ったり、幕末好きなので新撰組ゆかりの壬生へ行ったり、京都を堪能しました。
とくに本番前に比叡山に上がったのがよかったかも。
雄大なる山のパワーを思う存分、浴びてきました。
そういえば去年も巴里祭の前に京都にいって、鞍馬~貴船にいきました。
貴船神社のパワーはすごかった。とくに奥宮。
比叡山はほんとうにすがすがしい、山と空と澄んだ空気の解放感がたまらなく気持ちいい。
そして頂上からはびわ湖が。
ため息が出るくらい美しい景色でした。
さてパワーをいっぱいもらって私は巴里祭のステージへ。
ホールはいずみホール。
大阪城公園駅にあり、クラシックのとても素敵な音楽堂です。
舞台や客席の写真とるのを忘れ、ショック!
でもとにかく美しいホール。
そして音響の響きが素晴らしい。
こんな素晴らしいホールで目いっぱい歌えること、ほんとうに幸せです。
そしてなんといっても応援して下さる色々な方からチケットを購入頂きました。
大阪でなんてチケット売れるのかな・・・とちょっと心配してたのですが。
ほんとうにありがたい限りです。
なのでもちろんちゃんといい歌をお届けしなくちゃいけないということと、初めて私の歌を聴く人も多いので、とにかく納得のいく歌を歌おうと思いました。
私が歌ったのはコンクール受賞曲でもある「O TOI LA VIE~おお我が人生」
想い入れのあるこの曲をやはり歌いたいと思いました。
今回はピアノに加え、フランス人アーティスト ミッシェル・グラスコのアコーディオンも入り、さらに深いいい演奏でお届けできたと思います。
アコーディオンつきで歌うのは初めて。それもあのミッシェルが弾いてくれてとてもうれしい。
広く、声も響きわたるホールで、魂込めて歌いました。
ミッシェルは日本語を少し勉強してるようで、去年より日本語が少し話せるようになってました。
私が歌い終わって袖に引っ込み、ミッシェルに「ありがとう~」というと、
「アナタ ウタ ウマイネ」
とカタコト語でいってくれました。
とてもうれしかったです。
終演後、お客様にお会いして、いい評価は頂けたので、とりあえずほっとしました。
今回は今年のコンクール出場者の方が色々出演されて、バラエティな歌がたくさん聴けましたよ。
1年ぶりにお会いした辻川澄子さん。
去年の第1回なにわシャンソンコンクールでは、私と辻川さんが準グランプリでした。
今年、辻川さんは再度コンクールを受けて、見事グランプリを獲得。
病気を抱えながら、細い体で、深い、魂のこもった歌を聴かせてくれました。
辻川さんの歌は私もリハを客席で聴いて、グッとくるものがありました。
またお会いできてうれしい。
シャンソンは年齢を重ねなければ歌えない歌がたくさんあります。
人生経験を積んで、人間修行が深くならないと味が出てこない・・・そんな歌がたくさんあります。
もちろん歌い方によって、どんな年齢の人が歌ってもそれなりに味わいが違って出てくるのもあります。
だからこそおもしろいのかもしれない。
まだまだ修行中。歌は深い。
そしていつも思うけど、一人ではなく、たくさんの人達に支えてもらっていること、助けてもらっていること、それをいつも心に思い感謝して、これからももっともっといい歌をお届けできるよう、がんばっていきたいと思います。
今回もいい出会い、縁がありました。
感謝!!
そして観に来てくださったお客様、チケットを購入くださったお客様、ほんとうにほんとうにありがとうございました。