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2011/07/10

一般的にフィリピンは6月から11月まで雨期のシーズンに入ります。でも、ここセブ島は一年を通して明確な雨期はないのですが、雨が多く降りやすい天気になります。雨といっても南国らしく、バケツをひっくり返したような降り方で、時には雷を伴って降ってもきます。

一度スコールが降ると、下水などしっかり作られていない場所では、道路が冠水して車などが通れなくなることも多くなるので、生活するのに不便になることもあるほどです。

この雨期シーズンは雨の影響で水中の視界が普段よりさらに悪くなるのですが、海にとっては恵みの雨とも言えるので必要なサイクルなのでしょう。陸の栄養素が雨によって海まで運ばれて、それがやがて海の生物たちの生きる糧に変わっていくのでしょう。

しかし、年々自然の変化や気候の変化によって雨期の時期に降るスコールの降り方や降水量なども変わって来ていて、それに合わせて生物たちも少しづつ変化してきているような気が最近しています。

今回の写真:イロブダイ

幼魚は個体数が少なく、今のシーズンに見られます。白地にオレンジ色で尾っぽを丸めている姿がかわいい魚です。

Tropical Reef-Fishes Of The Philippines Sea

 

2011/07/10 12:35 | nihei | No Comments