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前に、“アメリカ行って、人生が変わったか?というコト” の劇的な出来事として
『だって、電車こないんだもん』
と語ったことがあったけれど、
他にもボディーブローのような、プチ衝撃がいくつかある。
言って見れば“人生を変えた、事件タチ”だ。
アメリカの食品店での品物の扱いは、日本のようにデリケートではない。
潰れちゃいけないような、トマトだとかパンだとかの原型がなかったり
ある日の箱入りシリアルの棚で、潰れてない箱が見つけられなかったりする。
たまに袋モノが開いていて、中身が散乱しているのは
多分、買い物客が勝手に開けて味見した結果だろうし、
“3個ネット入りタマネギ”がどれも2個入りになっていて、
それでもレジに持っていくと、単品の値段で売ってくれたりする。
ある日、コーンスープを作ろうと、スーパーで牛乳を買った。
もちろん賞味期限確認は、最も重要なコトで、チェックにぬかりはない。
キッチンでタマネギを炒め、バターを入れ、ホールコーンを開けて
後は牛乳を入れて煮詰めるだけ。
買ってきたばかりの牛乳を、冷蔵庫から取り出し封を開け鍋に入れる。
とぽとぽとぽ。と。と。と。。。
パックは重いのに、それ以上牛乳が出てこない。
あれ、っと思って中を見てみたら、パックに沿って四角くなった白い塊が!
あんな見事な形状のものは人生初で、そして今だにまだ再会したことがない。
もちろん中身は腐っていたので、それまで作ったスープはもはや食べれるモノではなく
結局全部捨てることになった。
その日の料理は諦めて、食べに出たのか、インスタントですませたか。
この出来事から習慣づいたのは
牛乳を料理に使うときは、“パックから注がず、まずコップに注いで確認する”というコト。
スーパーで購入した賞味期限内での未開封の“新品”モノだから、大丈夫
なんてのは、なんの根拠もない信頼なんだ、と思ったら、
私の人生観が割と大きなカーブを描きつつ微調整されたワケで。