白い花、

君はどこで見ているのかな、

白い花、

君はどこで見つけられたかな、

君は知っているかな、

夢の中には白い花は咲かない事を、

特別な場所は夢の中になんか無い事を、

例え君がどんな場所にいても、

君に透き通った木漏れ日が射し、

森を渡る風の優しさを、

森を歌う小鳥の声が感じられたら、

きっとそこが君の特別な場所なんだよ、

そんな所に白い花は咲いているって知っていたかい、

君の悲しみ、

君の苦しみ、

自分ではどうする事も出来ないって言ってたね、

今、空を見上げてごらん、

奇麗な空は見つけられたかな、

今、周りを見回してごらん、

人混みの中に白い花が見つけられたかな、

白い花、

葉はけして泥にまみれる事無く、

花はどこまでも白く君を笑顔にさせるんだよ、

君の周りを良く見てごらん、

そこが例え夢のような場所に見えても、

君の白い花はそこでは見つけられないんだよ、

君の悲しみの中に、

君の苦しみの中に、

君の白い花を感じられたかい、

それは空気をそっと動かす揺らぎのように、

じっと見つめていないとすぐに通り過ぎてしまうんだ、

君の白い花は、

君だけにしか見えないって知っていたかな、

君の白い花は、

夢の中では見れないんだよ、

君の白い花は、

夢の中では咲かないんだよ、

君の白い花は、

君の特別な場所でいつでも奇麗に咲いているよ、

君の白い花は、

君を笑顔にするんだ、

そしてそんな君の笑顔って、

誰かを幸せにする事、

君は知っているかな。