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2011/06/21

少し更新ペースが開いてしまってすみません。
最近の屋久島は先月末から相変わらず梅雨雲絶好調で毎日の様に雨が続いています。
ただでさえ湿気が多いのに雨が続くと湿度が90%超えて洗濯物が乾かない上に、壁やら風呂場やらカビが生え、ひどいときには電化製品(特にビデオやDVDデッキ)にカビが生え、使用不可能になってしまうという恐怖の季節。

今年の梅雨の傾向としては雷雨が多く、夜中に「ドカーン」という落雷の音で目が覚めることもしばしば。。。

落雷での停電というのは結構日常茶飯事というか屋久島の常識となっており、雷が鳴ったらまずパソコンの電源を落として、コンセントも抜いて・・・と対策をしておかないとパソコンが何台あっても足りません(泣)

夜中の雷雨→落雷→停電 であれば夜中は寝ているから電気が必要無いので全く困ることも無いのですが、(夏の寝苦しい夜にされるとたまったもんじゃないですけど)先日は朝から発電所に雷が落ちた様で、朝の7時頃から9時半頃まで停電となり、非常に迷惑を被った。

屋久島の場合は突発停電なので、出勤前に停電になると、どの部屋の電気が点いていたかとか、テレビはもう一回スイッチを押さないと消えないのだろうかとか気にしながら出勤することになり、停電が復旧してから帰宅すると、テレビとトイレの電気が点けっぱなしになっていたりと無駄な電気代を使っていたりと本当に迷惑である。
あとはいつも出勤時には途中の自動販売機でコーヒーを買って飲みながら運転するのが日課となっているのだが、停電すると自販機ももちろん動かないので近所の商店で電気の点かない真っ暗な中、目当てのコーヒーを探して、財布から小銭を探して、レジのおばちゃんも真っ暗な中、電卓を打って、お金を確認して・・・と無駄な作業が増えていくのである。

ちなみに屋久島のスーパーマーケットでは停電がしょっちゅうというこもあり、生鮮食品や冷凍庫には自家発電を備えつけて、商品が傷むことの無い様にしているらしいです。

去年屋久島に進出した大手ドラッグストアチェーン店も停電に備えて生鮮食品や冷凍庫には自家発電を備えて商品の劣化を防ぐ対策をとっていたのですが、店のシャッターが手動ではなく、自動だった為に、シャッターを開けることができず、停電が復旧するまで開店ができなかったとか・・・

ちなみにガソリンスタンドで給油するときも電気を使っての給油なので、停電中に給油に行くと店員さんが手動のハンドルを回しながら給油を行っている。しかもその手動のハンドル、1リットル入れる為にはハンドルを3回転ぐらいしないといけないそうなので、ものすごい労力らしいです。なので、停電すると休業するスタンドもあるぐらい。

島に住んでいる人にとっては当たり前の突発停電ですが、電車が無い島だからこそ当たり前で済むのだろう。
震災の影響による、輪番停電や原発事故からの疎開でうちのウィークリールームも夏場は問い合わせが殺到しております。

うちの場合は長期滞在がメインなので民宿よりは安いということでお客さんが多いのですが、それでも渋々疎開されて来られる方にお金を頂戴するというのは少し引け目を感じてしまうのでもう少し、国や市町村が被災地域住民の負担を軽くできる様な処置をとっていただけないかと日々願っております。

現状、夏は満室ですが、被災による疎開などにつきましては優先的にご利用頂ける様に調整させていただくつもりではおりますのでお気軽に御問い合わせください。

頑張ろう日本!!

2011/06/21 12:19 | hidaka | No Comments