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この間に日曜日(6月5日)のことですが、左奥歯(上の親知らずを含む)から3番目の歯が、ボロっともげてしまいました。その10日ほど前から、「なんかグラグラするなぁ」とか「歯槽膿漏?」とか気になってしょうがなかったのですが、日曜日、ちょっと触ったところいきなりボロっと(爆)その歯は大昔に大きな虫歯があり、ほとんど歯の根管だけを残して金属の被せ物をしていたものですが、その接着剤が剥がれ、根管の端が折れた(裂けた?)感じでとれたものと思われます。
というわけで、この一週間はその抜け落ちた後の残った根管が舌に当たって、気になってしょうがなかったので、病院に行ってきました。えっと、トンガの歯医者は病院の中にあります。(外にもデンタルクリニックがあるっぽいですが)
病院で「ここの治療済みの歯が取れたので…」と説明したところ
「ここじゃ抜くしかないね。いい?」
ま、そうでしょう。そのくらいは予想してました。実はソロモン時代、その全く反対側上の左奥歯から3番目の歯を、全く同じような状況になり、日本に帰国した際、抜きました。日本の歯医者さん曰く
「根管がしっかり残っていれば、それを土台に金属をかぶせることが出来るんですけど、根管が避けたりしてる場合、どうしょうもないんですよね。一度抜いてから、インプラントにするか、ブリッジ掛けるか…」ブリッジ?つまり部分入れ歯か…。
と日本でもそうだったわけだから、当然トンガでは抜くだろう。その位百も承知なので、OKしまして、レントゲンを撮りまして、抜歯に入りました。
あ、レントゲン室に行く際、連れていってくれた医者は、普通にビニール手袋(あのピチっとフィットした医療用の)を付けたまま、普通にドアノブ触ってた。そして、そのままレントゲン…。大丈夫か?そういう些細な不注意は(爆)
あ、設備はとんでもないもので、一応歯医者のリクライニングチェアはあり、ライトもありましたが、それ以外の医療機器は機能していない模様。あ、一台だけはちゃんとドリル(?)が回ってましたね。つまり、他のブースは抜歯専用か…。3,40年前の日本の設備よりひどいでしょうな。
で、麻酔注射をしたんですが、これがまたイタイのなんの。抜歯より痛かった(爆)抜歯自体は、まぁ、思ったよりすんなり行きまして、無事に終了しました。そしてドクター曰く
「そんじゃ、この脱脂綿しばらく噛んどいて。終わり。帰っていいよ…」
って、治療中も治療後も口濯がないの???つか、今、口ン中、血だらけじゃね?ありえなさすぎるだろ!!
いやぁ、久しぶりにびっくりしました。ソロモン、トンガとオセアニアで7年過ごして、大抵のことには驚かない体質になってるんですけどねぇ。あまり病院とか行かないからかな?
そして僕は病院を去ったわけですが、お金払ってないね。数年前から「ローカルは医療費タダで、外国人は有料になった」と聞いたんですが、結局払ってない。以前レントゲンを撮った時も、ミエログラフィ(脊髄に造影剤を注入して神経を撮るレントゲン)をやった時も、お金取らなかったし、そもそもこの病院に会計がどこにあるのか、いや、会計そのものがあるのかどうか、僕は知らない。まぁ、助かりますけど。
はっきり分かったことは「自分の体は自分でケアしろ!」って事ですね。正直こういった発展途上国の医療機関は陳腐過ぎますので、何かあったらもう遅いと覚悟しなければ…。というわけで、ちゃんと歯を磨いて、虫歯を作らないようにしよう!と改めて決意しました。
歯は大切に。
追記
今思い出したんですが、そう言えば消毒ってものもありませんでしたね。(水くれなかったんだから当たり前か…。)一週間経った今日も、まだ疼いてます。こんなに長引くものだったかなぁ?それとも単に自分が意識過剰になってる?確かなことは、歯茎にクレーターができて、モノが食べ辛いったらしょうがありません。