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三寒四温の反対は何というんでしょう?暑さ、寒さの繰り返しのトンガからです。一時はジャンバーを取り出して使いましたが、昨日は夜も蒸し暑く、夜も半袖半ズボン、毛布も何もかけず寝てました。
さて、そんなトンガですが、先週の金曜日(5月27日)に、ここトンガでは、Education DayとQueen Mother Halaevalu Mata’ahoの85歳の誕生セレモニーが行われました。しかし、事実上Education DayはすべてQueen Motherのセレモニーそのもの。すべてはQueenのために。
僕の学校も当然参加しました。まずは王宮から国立競技場まで高校生のブラスバンドに引率されながら小学生たちが街中をパレードし、国立競技場ではトンガタプ島内すべての高校生たちが集まり、それぞれの学校ごとにトンガ伝統舞踊などを披露してきました。
国が個人の誕生日を祝うというのはすごいことですねぇ…。さすが、王族。あ、日本の天皇陛下も同じか…。
そのその準備に3週間は費やし、少なくとも僕の学校では3週間すべて40分の短縮授業にし、その後全校でダンスと歌練習に当ててました。他の学校も間違いなく同じでしょうね。とても授業どころではない。ブラスバンドはおよそ10校あるトンガタプ島内の高校生による合同バンド。なんですが、合同演奏ということで事前に3回ほど会場となる競技場でリハーサルを行なったのですが、結局本番が一番最悪で、一体なんのためにリハーサルをしたのか、全くわからない感じでした。多分生徒たちは、変にテンションが上がってしまってたんでしょうね。練習、リハをひたすら繰り返し、結局本番は疲れてしまってグダグダになる…というのもトンガではよくあることです。まぁ、本人たちは失敗したとも成功したとも思ってないんでしょうが。
翌日曜日に行われたプロテスタントの教会の礼拝も、女王様のための誕生記念礼拝。国王も臨席しての礼拝でした。僕はその宗派に属していないんですが、そこの聖歌隊のバンドとは仲が良く、こういった記念式典的な行事には助っ人で呼ばれますが、最近はレギュラーになってしまってますねぇ。こう言っちゃ悪いですが、ラッパ歴28年目になり、一応音大のトランペット科にも属していたことのある僕と、トンガで数年の彼らではねぇ…。トンガで、僕がトランペット及び音楽理論で負けるようなことがあったら、僕は凹みすぎて日本に帰って音楽辞めるかも(爆)
ま、それはどうでもいいことで、またもや王様の前で演奏してきました。なんですが、実は事前練習ほとんどやってませんで、(というか前晩にいきなり呼び出し食らった)本番は初見大会でした。しかも僕の楽器はB♭管(♬ド~と吹くとピアノのシ♭の音がする楽器)で、自分が担当するパートはE♭管(♬ド~と吹くとピアノのミ♭の音がする楽器)なので、楽譜には「♬ソ~と書いているけど、それは「ソ~」ではなく「ド~」と吹いて…」という読み替えながらの初見大会なんです。正直大変です。おかげでだいぶ慣れましたが。(というか本職の金管楽器奏者(特にホルン)はオーケストラでは日常茶飯事なんですけどね。)そういう行事かあるのは、予め分かっているんだから、早めに連絡してくれればいいのに…。
「さ、礼拝も大きな演奏事故もなく終了した。さて、帰ろう」
と思ったら、「今度は王宮に行き、王宮の庭で行われる女王の誕生昼餐会で演奏するから行くぞ」と連行。
だから、そういう行事とか早めに言って…。
お昼は出るからいいか。王宮って、いくら庭でも普通は入れないしね。と行ってきました。音楽担当は僕らのバンド+聖歌隊の他、トンガ軍音楽隊、もう一つの教会の聖歌隊とバンドでした。ま、日曜日ですので、演奏する曲は聖歌なんですが。12時前に到着していたのに、結局始まったのは1時半過ぎ、終了したのは3時過ぎ。それまでみんなが楽しんでいる昼餐会を横目にひたすら待機or演奏。(当然注昼餐会に招待されたわけではないので。でも、多分、混じっても絶対バレなかった)正直疲れた…。でも、やっぱり集まるメンバーがすごいですねぇ。国内VIP大集合!だから、場違いは場違いですね。
は~、王族はいくらトンガといえどもなかなか盛大。庶民とは違うなぁ…。
Happy Birthday Queen mother!
実はその後、午後の礼拝の音楽担当、夜の音楽会での演奏と一日中軟禁されてまして、最終的に家にたどり着いたのは、夜11時半頃でした。