今年は4月に統一地方選挙があった関係で、私の勤務する自治体では本格的な人事異動は6月1日付けとなりました。
そして先週内示があったわけですが、私自身は動かなかったものの、私の在籍する部署で大幅に入れ替わりがあって、これから少々忙しくなりそうです。
さて今回は「本題」を書きますとお約束しましたので、今回は芸術系スポーツにおける撮影禁止の問題について、書いてみようと思います。
現在、体操・新体操をはじめシンクロナイズドスイミングそしてフィギュアスケートに至るまで、日本国内で行われている芸術系スポーツの大会においては、私のような「部外者」が撮影することはできません。
私の知る限りでは唯一、ボディビルディングのみが撮影可能となっています。
昨年、ボディビルの日本選手権が撮影禁止になりかけたということで、書かせていただいたところですが、幸い条件付きながら部外者の撮影も認められるところとなりました。
そのとき、主催者の日本ボディビル連盟が撮影禁止を打ち出した理由として、「不適切な目的での撮影」「撮影時に他の観客に迷惑をかける」「撮影した写真を営利目的で使用する」といったことが挙げられていました。
上記3点のうち、後の2つについてはあまり詳しく説明しなくてもおわかりかと思いますが、最初の「不適切な目的での撮影」とは何かといいますと、私なりの定義では「もっぱら性的好奇心を満足させるための撮影」ということではないかと思います。
それらの写真は、その方面の興味がない人が見れば不愉快極まりないもので、まして被写体となった本人が見れば、自身の尊厳を傷つけられることは間違いないでしょう。
そしてそれが、不特定多数の人たちの目に触れることになっているということを知ってしまったら・・・
そういった写真を掲載した雑誌が1980年代後半から出始めていたようですが、それでもまだ撮影禁止という事態までは行っていませんでした。
たとえば、1998年の日本社会人体操選手権のときには、「フラッシュ撮影禁止」以外の制約はなく、会場内に使い捨てカメラさえ売っていました。
これら芸術系スポーツの撮影が厳しくなってきたのは、1990年代後半からのことで、ちょうどインターネットが広く一般に普及するようになった頃と一致しているように思います。
インターネットによって、「不適切な写真」が不特定多数のだれでもが容易に見て保存できるようになってしまったわけで、これはもはや「危険」な状態でさえあるわけです。
確かにこれらの懸念は現実のものでもあり、そのために撮影禁止となってしまったことは、納得はできませんが理解はできます。
ただ理解できないのは、とある大会で不適切な目的で撮影しようとするつもりもなく、許可されなければ撮るつもりがないのにもかかわらず、撮影許可を求めてきたというだけで周囲が私を敵視し、排除しようとされたことがあったということです。
また、私が撮影許可を受けそれにのっとって撮影していたときにも、その撮影している私の姿が気持ち悪かったのかわかりませんが、「目障りだから帰ってくれ」みたいな言い方をされたこともありました。
さらには、撮影そのものをあきらめて観戦に徹しているだけでも、周囲から白い眼で見られたようなこともあります。
もはや、大会会場にいるだけでも「不適切」なんでしょうかね。
好きで見に来ているだけなのにこのような「仕打ち」を受けていたのでは行くだけ不愉快なので、ここ数年はボディビル以外の競技を観戦する機会がめっきり減りました。
神経質になる気持ちはわからないではありませんが、もう少し柔軟にそして前向きに解決策を一緒に考えることができたらいいのにと思います。
私はマナーよく観戦するよう努めていますし、撮影可能な場合も周囲の迷惑にならないように、そして何より被写体となる選手の皆さんの魅力をより確実に捉えられるよう、心がけているところです。
また、被写体の選手の尊厳を損ねるような写真がネット等で流通することを、許さない体制作りも大事ではないかと思っています。
一方海外では、こういった経験は今までまったくありませんでした(爆)。
昨年の広州アジア大会や以前ご紹介したワールドゲームズに東南アジア競技大会など、許可を得る必要さえなく撮影可能でした。
特に2007年のバンコクユニバーシアードのときには、日本では撮影できなかった日本の体操選手の演技を、カメラに収めることができたのです。
なんかおかしな話なんですけどね(苦笑)。
そこで、今年も一度海外に撮影を兼ねて観戦旅行に出ることを考えています。
そしてそれがかなった暁には、その成果をこちらでも発表させていただき、改めて私の観戦・撮影についての姿勢をお示しすることができたらと考えています。
またこのことについては、今後機会があれば再度書いてみたいと思います。
ところで今日は、JunkStageのライターお二人に関わるイベントに出向いてまいりました。
まずは、写真家・松本英樹さんが渋谷で行われている写真展の方に行ってまいりました。
松本さんはじめ、6人の写真家の方々が「道」という統一テーマのもとに、個性豊かな写真を展示されていました。
松本さんは「出会いと別れ」をサブテーマとして、とある女性と男性のまさに「出会いと別れ」を表現した展示でした。
私は「道」と聞くと、なぜかアントニオ猪木を思い出してしまうのです(爆)。
そう、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」というやつですね(笑)。
他の写真家の皆さんの展示も含めて、楽しく拝見させていただきました。
そして今度は浦和に向かったわけですが、こちらでは楽器店のイベントとしてジャズピアニストの外山安樹子さんのミニライブを聴いてきました。
浦和駅前のパルコの1階広場と聞いていたのですが、行ってみたら入口前の屋外での演奏でした。
今回は、以前とまったく違うメンバーでトリオを組んでのご登場でした。
ライブは、楽器店が運営している音楽教室の宣伝を兼ねたもので、外山さんを含めてその音楽教室の講師陣がメンバーだったというわけです。
実はちょっと早めに会場に着いたところリハーサル中だったのですが、外山さんに発見されてわざわざお声をかけていただき恐縮です。
外山さんのピアノのほか、サックスとトロンボーンという珍しい構成でした。
まず最初に3人で1曲演奏して、その後サックス・トロンボーン・ピアノの順で1曲づつ演奏、そして最後にまた3人でもう1曲という内容でした。
5曲とも、どこかで聴いたことのある曲ばかりでしたが、やはり生だと聴き応えが違いましたね。
もちろん、音楽教室のPRも皆さんしっかりやっていかれました(笑)。
毎度毎度、突然お邪魔して失礼いたしました。
また後半が「番外編」になってしまいましたが、なにとぞご容赦くださいませ。
(追記)
そうそう、大切なことを忘れていました(苦笑)。
もうすぐ5月31日深夜(6月1日未明)に、フジテレビ系で「百識王」が放送されます。
去る5月8日に行われた、ボディビルの東京オープンで私が取材を受けたわけですが、いよいよその成果が見られるわけです(笑)。
放送されたら、またフォローを書かせていただこうと思います。
どうぞお楽しみに。