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先日、ある教室のバレエ発表会を見に行った。
どこでも発表会というのは出演者の家族がまず一番楽しみにしているもんで、
それが孫ともなれば遠く離れたおじいちゃんおばあちゃんまで来て、家族総出のイベントになる。
その日も客席はそんな顔ぶれで、兄弟か友達か、小さい子供たちもいっぱいいた。
幕が上がると同時に
「わ~!」「〇@&+≠⊃∇!」
ざわざわ………
おいおい、最初からこれじゃあ先が思いやられるなと、私。
子供たちだけでなく、大人たちまでざわざわ。
「あの左の何番目がうちの孫じゃないかい?」
「いやいや、右の何番目じゃない?」
「あれ?今出てきた子がそうかも?」
たいがいバレエ発表会というのは大ホールなんかでやるので、ステージも大きいし、
客席から遠い。
さらに同じ髪型だし、メイクしているのですぐには親戚でも認識できないらしい。
わざわざ孫の晴れ舞台を見に来たおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちもわからんではないけど、
もう少し小声で言うとか、ヒソヒソとできないかと思ってしまう。
たかが発表会でそんな固いこと、と言われるかもしれない。
でも、そんなフランクな機会から大人が子供たちにお手本を示すべきだと思う。
『きちんと座って静かに見ようね。』
少しずつでも子供たちに教えないとちゃんとした場所でいきなり出来るはずがない。
その日も私の一つおいた隣の席に男の子の兄弟が、飽きたのか興味がないのか、
ふざけ始め、ちゃんと座ってないし、うるさくなった。
お母さんが奥に座ってるので注意してくれるかと思ったのに、それほどでもない。
むむむ・・・・う~ん注意しちゃおうかな~と段々私も我慢できなくなってきた時
トイレかなんか兄弟は席を立ってお母さんも着いて行き、その後戻ってこなかった。
外で注意してたとは思えないけど。
子供だから仕方ない、で終わらせる問題ではないと思う。
たしかに集中力も持たないし、興味なかったかもしれない。
でもそこでビシっと叱ってそういう場所での「お約束」を伝えるべき。
だから大人も率先して静かにしよう、落ち着いて席に座っていようよ。
劇場では小さな音もよく響く。
チラシ類をまとめてバサっと落としたり、飴の包みとかビニール袋がシャワシャワ聞こえたり。
結構落ち着きのない大人も多い。
TPOの分かるかっこいい大人になろうぜ!
子供たちには、かっこいい大人になってもらおうぜ!!!