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日本ではまだ小学6年生になったばかりのお姉ちゃん、
こちらイタリアでは、すでに中学1年生が終わりかけています。
学校システムが少々日本と変わり、
小学校5年、
中学校3年、
高校5年。
中学校までの義務教育を終えると、
高校は普通校だけではなく、
卒業後すぐに仕事につける専門高校がいくつかあり、
一旦仕事についてから大学を30代で行きなおす人も多くいます。
まだ中学1年生なんですが、
2年後には自分の進路を決めていかなくてはいけません。
なので最近は、
「どんな仕事がしたい?どんな風になりたい?」
なんて話をよくします。
よくするんですが、、、
返ってくる返事は
「馬と一緒にいたいな〜、自然の中で過ごしたいな〜、
音楽もしたいし〜」
とぼんやり。
まあ、11歳に将来を決めろと言うのも酷な話なんですがね。
そんな矢先、知り合いからひょんなお話を頂きました。
うちの子供達が馬にせっせと通っている事もよくよく知っている人。
「もう任せられると思うから。
一回だけ説明をするから、あとは自分でやってくれ。
やった分の仕事料は支払うから真剣にね。」
と頼まれたのが、
自分の馬の筋肉を保つ為のトレーニング係。
普段は広々とした敷地を悠々過ごすこの馬ですが、
馬主さんからは、
「馬は野生のままでも気ままでもいけない。
確実に乗っている人の指示に従わなくてはいけないし、
顎をあげて走っては美しくない。
その為の筋肉をつけ保ちたい。」
と言われました。
広い敷地から馬を呼び戻し、
鞍や綱をセッティング、最後に長い紐をつけると
1時間ほどずっと速めの速足で走らせ続けます。
「私もやりたいー」とついて来るチビちゃん、何してる?
花飾りに夢中でした。
こちらはまだ子供でいいです。
走れ!走れ!と合図を送るのですが、馬も賢い!
元々馬を「お友達」にしてしまうお姉ちゃん、
わざわざしんどい事したくな〜いって感じに嘗められてしまうんですね〜。
顔色を伺ったり足を緩めたり
最初は様子をみる馬に、
小さくても主従関係を必死に見せつける娘。
これはお姉ちゃんの為にもよい訓練になるなぁなんて思うかあちゃんを見向きもせずに、
1時間の真剣勝負。
お互い汗だく、終わった後は馬の筋肉は盛り上がり、
ついでにお姉ちゃんの肩もパンパンに張っていますが、
爽やかに、喜びに包まれる姿はかあちゃんも嬉しい!
このまま馬に繋がる仕事が見つかるといいのになぁと思います。
さて、昨日はこのお仕事中かあちゃん友達から
「カルチョーフィ食べに行こう!」と電話が入り
行ってきましたカルチョーフィ(アーティチョーク)祭り。
ブオンコンヴェントから10キロほどのキウズーレというシエナ県の小さな村、
普段は誰もいないくらいなんですが、
このお祭りは連日、人が溢れ返ります。
席とり、注文、友達との位置確認で慌ててしまって、
肝心のカルチョーフィフリッティの写真撮り忘れ。。。
こちらは数年前の写真ですが、
このお祭り、次から次へと揚げられるカルチョーフィ(アーティチョーク)を熱々のまま、
コップワインと一緒に頂くのですよ!
街からの眺めも最高!!
来週末はブオンコンヴェントで
エロイカという自転車レース、
5月の末にはミッレミリア、
イベント目白押しの南トスカーナですよ〜。