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大変長らくお待たせしました、久しぶりのコラム。。。
本当にすみません、なんか今シーズン(というか今年)はコラムを書く前に躊躇するクセが付いてしまったようで、書きたいことがあってもなかなかそれを表現するに至らない、という悪循環が発生中。
この1ヶ月はいろんなことがありました。
先月から今月あたまにかけてのゴールデンウィーク中に両親が初アメリカ訪問。
といっても、母は一度ボストンを訪れた事があるので、母のみ二回目。父にとっては初めてのアメリカ大陸上陸となりました。
震災が起きて、一時は頓挫しかけた今回の旅行企画。
でも、計画自体は今年の1月ごろから始めていて、兄夫婦もデンバーに居る事だし、こんな機会もまたと無いから、ということで一時は心が完全に折れてしまっていた父も、母に促されて計画続行を決断。
実際、両親が訪れた日のロサンゼルスは気持ちの良い快晴。LAは平日だったので、土日はごった返すロデオドライブやサンタモニカビーチもスイスイと歩けたし、何と言っても「これぞアメリカ」と言わんばかりの雑多な人種、言語、性格に、両親は興味津々でいろんなことを車中やレストラン、歩きながら話しました。
私がまだ日本に住んでいた時、よく母や兄と一緒にこちらのテレビドラマ「ER」を観ていたのだけど、嬉しいことに、メインキャストであるカーター先生こと、俳優ノア・ワイリーとビバリーウィルシャー(フォーシーズンス)ホテルのValet Parkingで遭遇。
「あれ、カーター先生じゃない?」と私が言うと、母はおもむろに彼を凝視。
「あー!そうかも!あの顔はカーター先生だわ!!」と一気に興奮。
まさか「一緒に写真撮ってくださーい」なんて事は言えなかった私たちだったけど、母は大満足。偶然来ていたカーター先生に感謝しないと。(笑)
私はともかく、ハリウッドの俳優、女優に、わずか一泊の滞在で一人でも遭遇できるなんて、うーん、母の運は強すぎる!
一方、私の愛車を使ってLAじゅうを走り回っていると、夕方はもちろん渋滞に遭遇。
平日の夕方なんて、車社会のLAで空いてる道を探す方が至難の業なので、致し方なく長い列に紛れる事に。
亀よりも遅い速度で進行していると、「ヘ〜〜〜イ!!」という声が車の窓越しから聞こえてくる。
なんだなんだ、と窓を開けると隣の車線のオープンカーに乗っているおっちゃんがチョイチョイ、そこの君、という感じで手を振っている。
「なーに?」と返事をすると、
「君の車のバックナンバープレートのフレームがBoston Redsoxのものだけど、どうして?」
と聞いてきた。
渋滞のさなか、自分がボストンで勉強していたこと、バークリーに通っていた事を説明すると、おっちゃんは超エキサイト。w
「オレもボストン出身なんだよ!バークリー近くのボイルストン沿いに住んでたんだ!こないだもボストンに行ってきたところなんだヨ☆」
とかなんとか。
「へぇぇ、そーなんだぁ」とお互い笑顔で頷きあったあと「じゃぁね」と手を振ってバイバイ。
車の窓を閉めて、となりに座っている父をみると、目を皿のように開いてあんぐりしている。
「おまえ、あのオジさんと知り合いなのか?」
と聞くので
「んなわけないでしょうが。。。」
と返事をすると、日本ではありえない、このフレンドリー(なれなれしい、とも言う)加減、と実に驚いた様子。w
実際、私もLAに来たばかりの頃はこういったハプニングをボストンで経験したことがなかったので、大いに困惑し、驚いたもんです。
それにしても、ナンバープレートに付けたRedSoxのフレームは効果絶大。
いつだったかも、渋滞の中、後ろの車が割り込みをさせてくれた時、「レッドソックスファンだから入れてあげたんだよ☆」と、あとで車線変更をして車が隣同士になった時、わざわざ教えてくれたり。(もちろん冗談だろうけど)
両親と一緒にその後べガス、デンバーを訪れたのだけど、べガス滞在中にレッドソックスTシャツを来ているとホテルの従業員が「僕もボストン出身なんだ、困った事があったら何でも聞いてね」と、こちらは何も聞いていないのに声をかけてきたり。w
LAではレッドソックスのパーカーを着ていた時に、すれ違い様、綺麗な金髪のおねーさんに「Wow! RedSox! Lovely!」と言われた事がある。w
なんなんですかね、この奇妙なLA人のレッドソックス愛。
まぁ、そんなこんなもあって、両親はロサンゼルスにたった1泊しかしなかったにも関わらず、ホテルの部屋を2段階グレードアップしてもらえたり、俳優をチラ見したり、日本のように客でごった返していないプラダで買い物したり(笑)、渋滞で娘がオッサンに声をかけられるサマを見たり、ハリウッドならではの映画制作スタジオ見学に行ったり、それなりに満足してもらえたのではないかな、と思ってます。
ロサンゼルスをあとにして、べガスに二泊、そして兄夫婦の住むデンバーに更に二泊。
べガスもデンバーもJTBのガイドを個人で付けてもらったので、たかだか1泊2日のLAガイドをしただけなのにヘトヘトになった私にとっては、ホトケサマのように親切で優しいガイドさん達が居てくれて本当に救われた次第。w
そして旅程を完全遂行して、シアトルで両親を見送り、LAに戻ってきてはや一ヶ月。
仕事、仕事、仕事にシステムトラブルシューティングな毎日です。
でも、たった二年しか私はボストンに居なかったのに、私の存在を覚えていてくれているだけでなく(笑)システムトラブルの相談に乗ってくれたボストン在住のS氏。この場をお借りして改めて感謝いたします!そしていつも話相手になってくれている、やはりボストンからLAに引っ越してきたばかりのMちゃんにも感謝です。
震災の直後もボストンでお世話になった恩師から連絡をいただき、私のボストン愛はどうやら冷める事はなさそうです。
なんか、最終的に言いたかったのはBoston Loveってことなのかな、今回。w
そんなことより、これからはもう少しマメにコラム更新できるように頑張ります。。。(反省)