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2011/05/27
アメリカに行って人生が変わったかと、聞かれれば
私はいつだって『変わった』と答える
なんでそんなに断言できるかって?
そんなの人生が終わらないと分からないじゃないって?
いやいや
『だって、電車こないんだもん』
このセリフ、何度はいたコトか。
高校時代の私は、通学に関しては遅刻常習犯だったけど、
友達との約束にはちゃんと行っていた。(と思う)
同じ地元ばかりの中学と違って、
高校の友達はそれぞれいろんな地区から来ている。
別々の駅を利用しているから出かける時は必然的に
『○○駅8時発の電車の1両目で待ち合わせね!』といった、
電車の中で待ち合わせ、ってことがしょっちゅうあった。
そんなペースで3年間すごし、ボストンへ。
車もないし、日常使う交通は『T』と呼ばれる、
途中から路面電車になる地下鉄。
新生活をスタートさせ、まずは最寄駅で時刻表を確認!
・・・時刻表がない。
え、え、え!!!
よーく見れば、柱の影だか、どこかだかに貼ってあったのかもしれない
でも、私の記憶では 『ない』 になっている
じゃあ、どうすんの?ってまぁ、ひたすら駅で待って
来た電車に乗る。
これがかなりカルチャーショックで
ああ、電車って時間通りに来るもんでもなく、時間通りに着くもんでもないんだ、
とそう思った瞬間、私の18年培った基礎ががらがら崩れた。
電車は10~15分程度に1本と、まあまあ頻繁に来るから
適当に時間を計算して、出かければいい。
ってことに慣れるまで、どうやって生活を積み立てればいいんだろうって
本当に途方にくれた。
なので、私の人生は、あの時確実に岐路があり
確実に角を曲がったと断言できる。
2011/05/27 07:32 | masaki | No Comments