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2011/05/22
大雪山の麓の町にさくらが咲き、水田にはお米の苗が入り始めた。
ゆっくりと足を運ぶ北国の春。
雨の多いこの頃だが、春はひと雨ごとに深みを増し、数日前からは夕暮れと共に少しずつ
カエルの声が聞こえ始めた。
月明かりのもと、周囲に響き渡るカエルの合唱がなんだか懐かしく、「またこの季節がやって
きたなぁ・・・」と実感する。
緑が芽吹き始めた頃に見る遠くの山の頂は眩しいほどに白く輝き、山岳への想いを膨らませた。
夕方、雨が上がって一瞬雲の隙間から夕陽が差し込むと水田がオレンジ色に染まった。
思わず立ち止り、じっと見入ってしまう。
この何気ない一瞬の「時間」を大切に思った。
2011/05/22 12:20 | yamada | No Comments