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現在とある本番に向かってヴァイオリンとの曲を稽古をしている。
先日はそのヴァイオリニストの彼女と彼女の師匠のところへレッスンを受けに同行した。
音楽のレッスンを受ける環境からは最近遠ざかっていたので、先生からの一言一言がどれもありがたかった。
ヴァイオリンのレッスンなのに、歌にもピアノにも通じる、そして踊りにも共通することばかり!!
レッスンを受けると劇的にできるようになることもあるし、そうでなくても突破口が見えたり、新しい切り口ができたり、挫折もするけど自信ももらえたり。
状況が許せば常にいろんなレッスンは受けていたい。
このヴァイオリニストの彼女も私と同じ、1歳の子供の母であり、独身の時のようには練習もレッスンも受けられない。
ちょうど今日もそんな話を彼女としたところ。
この時間に練習しよう、と決めてもなかなかそうはいかず、迫る本番と思うように進まない練習の間で苦しんでいると。
すごく分かる。
音楽をやるって「この時間に練習しよう」の連続だから、それがままならないと焦るのだ。
ご飯を食べさせるのに時間がかかったり、なかなか寝なかったり、ぐずって料理が中断したり、、畳んだ洗濯物をかたっぱしから広げられたり、予想外のことがたくさん起こる。
やっと取りかかれると思ったら夜遅かったり、気力がなくなったり。
以前知り合いの声楽家からこんな話を聞いた。
やはり思うように音楽できない状況に苦しんでいた彼女に、師匠は
「3年は何もできないと思いなさい。でも長い人生のたった3年!だから子供と一緒にいてあげなさい」と言った。
全くその通り。一緒にいられる時間は短い!
その話を事あるごとに私も肝に銘じている、つもりだけど、やはり焦ってしまう。
活躍する友人を見て焦ったり、稽古不足で体が衰えるんじゃないかと焦ったり、とにかく焦りはしょっちゅう出没する。
だからたまにレッスンを受けられると、涙が出そうにありがたく思ったりしてしまう。
そしてもちろん、時間がないとは言いつつも、なんだかんだで舞台に立てることをありがたく思い、音楽に向き合う今日この頃。