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2011/05/07

 この4月5月、大雪山の麓の町で過ごしている。

ここはつい数日前も雪がちらつく程寒い日が続いている。

でも、動物達はいち早く春の気配を感じて活動を開始しているようだ。

つい先日まで南から北へ向かう渡り鳥達の姿をよく見かけた。

毎年当たり前のように繰り返されるこの光景も、個々の動物達にとっては

それが生き抜く為の術であり、決して当たり前の行動ではない。

いつも自然や野生動物の姿を通して感じることがある。

それは私達の社会のこと、人間という生き物のこと、そして自分自身のこと。

自然はいつも巡り巡って私達自身の姿を映し出す。

先日の震災地へ訪れた時も同じようなことを感じた。

たくさんの犠牲者や被災者への思いは、巡り巡って「自分はどうあるべきか」という

思いへ辿り着く。

でも、その答えは意外に簡単なことだった。

いつも自分らしく、「今」という時に自分にできることを精一杯頑張るということ。

それがなにより「自分が生きていること」の証になるだろう。

さぁ、次のロケの計画を立てよう。

2011/05/07 12:04 | yamada | No Comments