« 攻める気持ちを忘れずに | Home | ドン・ジョヴァンニで挑発する »
はあ〜〜〜、、、
やっと一段落。
この週末は、
土曜日にここブオンコンヴェントで、
日曜日はソヴィチッレというシエナの近くの小さな街で
ピアノと歌の発表会を行ったのですが、
お姉ちゃん、
初めて失敗しました!
最後の数日まで、
楽譜の変更が繰り返されたので、
練習が大変だったのはわかりますが、
それより、
お友達と出掛ける事が多くなり、仕上がらなかったのです。
土曜日の失敗後の日曜日の朝も、
リハーサルの後にお友達と出掛けると言いだした長女に、
「ちょっと帰っておいで」
と私。
帰るなり、
「なんで帰らないといけないの!!」
と声を荒げる長女に、
「何をしなくちゃいけないの?」
と尋ねると、、、
小さな声で
「練習。」
とピアノに向かいました。
「そんな年頃なんだよ」
と周りに言われ「そうなのか」と思ったりもしますが、
本人は自分の失敗を消化していない様子。
これはマズイんじゃないかと思いました。
一緒に出演するお友達は、
出掛けた後には美容院で髪のセットをしたり衣装を選んだりですが、
長女は出発まで、細かなリズムのズレなどを
家で一人で一生懸命練習しました。
結局、一人での演奏ではないので、
全体的にはそこそこの出来だったのですが、
お姉ちゃんの伴奏で歌う子を「歌わせる」事が出来たので、
それはそれでニッコリ。
そしてコッソリ私に、
「次からは仲良しじゃなくて、もっと練習するグループにしてもらう」と。
よかっっっったーーーー!!!!!
と叫びたい気持ちをグッとこらえ、
「そうだね、その方が楽しめるね」
とニンマリしたかあちゃんです。
さて、そんなお姉ちゃんのパスポート更新のため、
みんなでローマへ行ってきました。
どこをどう歩いても、
歴史的建造物がバンバン目に飛び込んで来るローマ。
ちょうど古代ローマなど歴史の勉強をして来たお姉ちゃん、
こんな看板を通るだけで、
「ディオクレツィアーノ知ってる!
宗教改革した人だよ!!」
と。
ワクワクしながら今回の目的地の一つ、
パンテオンまでぶらぶらと歩きました。
「アウグストゥスって知ってる?」
と尋ねると
「知ってるよ!初代ローマ皇帝!」
と即答。
頭の中がスッポリとその時代に入ったかのような顔に、
一夜漬けの歴史音痴のかあちゃんは不要なようで、
中に入ります。
うおおお、
本当に穴が開いている!
あまりの大きな空間に圧倒されつつも、
雨が降ったらどうするのかな???と、
いつも雨が降り出すと、
我が家の天窓を走って閉めまくるかあちゃんは
生活感タップリに思ってしまいましたが、
穴の真下に排水口がちゃんとありました。
でもちっちゃいよね?
ドーム型の空気の流れによって、
それほど雨が降り込まないような構造になっているそうで。
素晴らしい計算!
だけど一度は大雨の日に見てみたいと思ってしまいます。
お次ぎはコロッセオ。
小さい時になんども見ているけれど、
勉強してから観に来るのはまた違うものを観るようですね。
「ここで何してたか知ってる?」
と聞くと、
「うん、この時代に産まれなくてよかったよ。」
同感です。
目を横にずらすと
「コスタンティーノ!それぞれの宗教を認めた皇帝だよ!」
と、まるでアモーレを語るかのごとく喋りだす長女。
もういい、かあちゃんは口を閉じ、
長女のガイドについて行くことにします。
暑い中2日間、チビちゃんを含め歩き続け、
最後に友人達との食事会場まで乗せてもらった友人のタクシーは
ピカピカでクーラーがきいていて天国のようでした。
トスカーナへ帰りの車の中で、
ローマの感想を聞くと、
「色んな物食べれたし観れたし、すっごい楽しかった。
でも、道で寝てる人がいたり、怖い人がいたり、
それと、空気が臭かったよ」
と。
家の近くまで来るとみんな窓を開け、
「あ〜〜〜、いい匂い!」
だそうです。
ローマでお世話になったワオローマ。
ローマテルミニ駅前にあるB&Bで便利!
私たちもここを拠点に歩き回りました。
そして天国を味わったタクシーはジミーツアー。
どちらも日本語が使えて安心です。