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こんにちは!寝違えた首が一週間位治らなくて何か他の病気を心配し始めた北沢力です!
“オーディション”
誰でもオーディションという言葉を聞いた事くらいはあると思いますが、僕ら声優もオーディションという案件が舞い込んで来る事があります。
オーディションという方法で人選するという仕事は、やはりそれなりに大きな仕事でもありますし、何よりレギュラー的な仕事が多いので、受かれば色々と良い事がありまくりです。
誰もが受かりたいと思ってオーディションを受けると思います。そして、人それぞれだとは思いますが、色々な戦略を練ってオーディションに挑むのでしょう。
例えば、何かの番組の役を決めるオーディションだとしたら、その役について色々調べたり、その役に近づくような努力をしたりするわけですが、僕は何となく役に近づける作業というよりは、自分ができる範囲で思い切りやる…という感じでやるような場合が多いです。あれこれ考え過ぎて表現が小さくなったり作りこみ過ぎてしまうような場合も出てくるからです。
あまりこねくり回し過ぎて変な感じになってしまうと、もし受かった場合に良いパフォーマンスが提供できないような気がしないでもないですしね。
めでたくオーディションに受かったりすると、その役をやらせて頂ける事になるのですが、オーディションで受かった役というのは本当に楽しいですしやりやすいです。
今の所の僕のオーディションに対するアプローチは、役に近づくというよりは “役が僕に近づいてきてくれ” というようなスタンスですかね。なので受かった時にやりやすいのかもしれません。
役に近づく方が受かる可能性が高いのにバカじゃねーの?なんて思う人もいるかもしれませんね。しかし受かる事も大事かもしれませんが、受かってからのパフォーマンスの方が僕にとっては大事なので今の所はこのスタンスを変えるつもりはありません。
何はともあれ、自分を選んで貰えるというのはとても嬉しいものですよね。僕は猜疑心の塊のような心の狭い人間なので、言葉で褒められてもなかなかソレを鵜呑みにする事ができないのですが、オーディションで選んで貰えたなんていうような目に見える手ごたえを感じられるというのは、猜疑心の塊的な僕でも、自分を認めて貰えたんだなと思えて非常に嬉しいものです。
なっかなか受からないですけどねー(泣)!!