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・・・とは、なかなか参りませんようで。
皆さん、おはようございます。
椿姫があり、その他諸々で1ヶ月半ばかりお休みをいただきました。
まずは椿姫、無事に終演致しました。
およそ及第点の内容だったとは思います。
色々難所や事故はありましたが、
そんなのはどのオペラでも同じことです。
とはいうものの、やっぱり手ごわかった。
それは、椿姫が、というよりは、
椿姫に対する自分自身の気持ちが、です。
簡単に言えば、夢の中にしかいない、
架空の異性と添い遂げようとしているようなもの、ですか。
私が愛しているのは、モデルとなったマリー・デュプレシーでも、
オペラ版のヴィオレッタでもありません。
あくまでも、椿姫原作小説のマルグリットです。
オペラをするにあたって、
原作小説に極力近づければ、
私の気持ちを形にすることができるのか、と思っていました。
残念ながら、そのアプローチではダメなようです。
通常のオペラ版よりも、事情説明は出来たと思いますが、
私のマルグリットに対する気持ちがわかってもらえそうか、
私の女の愛し方がわかってもらえたか、といえば、
おそらく否でしょう。
しかも、そのことに気付いて愕然としたのが、
オペラが終わって2、3日後のことです。
それもいきなり・・・。
この不満は、いずれボエームにぶつけたいと思っています。
さて、次は10月16日のドン・ジョヴァンニですが、
その前に超えねばならない山があります。
それが、7月3日です。
関西二期会の企画演奏会、「想い出のあの歌」です。
ひょんなことから出ることになりまして、
私が関わる演奏会としては珍しいものです。
私が歌うのは、
神田川、証城寺の狸囃子、犬のおまわりさん、
いつでも夢を、翼をください、アメージング・グレース
といったところ。
あとは、全体の合唱ですね。
親しみやすい歌をオペラ歌手が、という企画です。
チケットだけは売るほどありますので、
どうぞお越し下さい。
7月3日夜、場所は大阪ビジネスパーク駅、
あるいは大阪城公園駅のいずみホールです。
振り付きの歌もありますので、
見てる方は結構楽しめると思います。
やってる方は・・・結構必死だったりして、
隣の人の苦労を見るのが楽しかったりします。(笑)
次回は、ドン・ジョヴァンニのお話でも致しましょうかね。
相当変わったドン・ジョヴァンニになりますこと、
ご承知おき下さい。
ひょっとしたら私、殺されるかも!