« アクチュアルプレイングタイム | Home | Commedia dell’arte »
フィギュアスケートの世界選手権は、東日本大震災の影響で東京開催が中止となり代替地のモスクワで、約1ヶ月遅れでようやく開催されました。
当然テレビ観戦なのですが、リアルタイムで見ているとCM・スタジオトーク・選手紹介など、肝心の競技以外のものが延々と続いて時間の無駄なので、録画しておいて今日まとめて観戦しました(爆)。
女子はなんといっても、安藤美姫選手の4年ぶり2回目の優勝に尽きるでしょう。
今シーズンは、会心のガッツポーズを決めた日本選手権を皮切りに、台湾での四大陸選手権でも200点を超える高得点で優勝、その流れのままにモスクワでも持てる力を存分に出し切ったところに、結果も見事についてきたというところでしょうか。
演技後のインタビューで、「日本の皆さんに、ひとつでも元気を分けてあげたかった」と話していましたが、自分のためだけではないというその気持ちが無心の演技、そして優勝という結果につながったのかもしれませんね。
昨年優勝している浅田真央選手は6位で、ディフェンディングチャンピオンとしてはやや不本意な成績に思えました。
しかし、シーズン初戦のNHK杯での不調を考えると、よくぞここまで持ち直したと言えるかもしれません。
2014年のソチ五輪まではまだ時間がありますから、さらなる成長をとげてまた来シーズンに備えてほしいと思います。
世界選手権初参戦となる村上佳菜子選手はジャンプのミスもあって8位でしたが、まあまずはいい経験を積んだのではないでしょうか。
でも、左半身が黒、右半身が赤の衣装で「怪傑ゾロ」に成りきったフリーは、一番見ていて楽しかったと思います。
ほか外国の選手で気になったところといえば、まずは韓国のキム・ヨナ選手ですね。
昨年の世界選手権以来実に1年ぶりの参戦となりましたが、それでいきなり2位というのはさすがといったところでしょうか。
ただ、ショートプログラムでは最初のジャンプを明らかに失敗しているのに、ノーミスだった安藤選手を抑えてトップに立ったことは、正直疑問に感じました。
民族音楽を使い韓国らしさを出したフリーはなかなかの見所だったと思いますが、完璧というわけにもいかなかったようで、結果的に安藤選手の逆転を許したという感じです。
3位はイタリアの、カロリーナ・コストナー選手(Carolina Kostner)でした。
美しい滑りが魅力ですが、ショートプログラム・フリー両方でジャンプミスがあったのが悔やまれます。
そしてもうひとり注目したのは、地元ロシアのアレーナ・レオノワ選手(Alena LEONOVA)でした。
地元だけに場内の声援を一身に受けて、ショートプログラム・フリーともコミカルな中にもキレのある動きで、見事に力を出し切れたのではないでしょうか。
演技終了後には、ショート・フリーともガッツポーズが飛び出し、特にフリーのときにはガッツポーズの後に頭を抱えて絶叫(爆)、さらにはリンクにキスまでするというエキサイトぶりが、強く印象に残っています。
メダルにあと一歩、手が届かなかったのはちょっと残念に思いました。
あとは軽く流しますが、男子は最も若い小塚崇彦選手が銀メダル獲得で日本代表で最も上位となりましたね。
男子代表3人中、小塚選手だけは予選からのスタートでしたが、そこをトップで通過して勢いに乗った感があります。
高橋大輔選手は5位、織田信成選手は6位という結果でしたが、それでも3人入賞したことは快挙と言っていいでしょう。
両選手も現役続行の意向で、今後はこの3人に羽生結弦選手などの新しい世代も加わって、これは女子並みにすごいことになりそうですね。
それと優勝したカナダのパトリック・チャン選手は両親が香港生まれということで、男子もついに「アジアの時代」が来たか、という感じがします。
あと、アイスダンスのキャシー&クリス・リード両選手には、少しは日本語も話せるようになってほしいと思います(苦笑)。
アメリカの長洲未来選手だって、日本語はしゃべれるんですから(爆)。
ついでに気になったことは、リンクの中の広告でした(原爆)。
私が気が付いた中で日本企業は、オリンパス・シチズン・アコム・サトウ製薬・木下工務店・ジャパネットたかた、そしてパチンコのマルハンまでありました。
マルハンの広告は、日本語・ローマ字・ハングルの3言語で書いてありましたね。
また韓国企業の広告も、現代(ヒュンダイ)とJINRO(真露)とありました。
また客席でも日ノ丸や日本選手を応援する横断幕が目立ち、ロシアで開催されていることを忘れてしまうほどでした(笑)。
とりあえず全種目の結果は、こちらにあります。(英語)
ところで連休に先立つ4月28日には、私の地元・横浜市金沢区にある「ぐりふぉれ屋」というライブハウスで、ジャズピアニスト・外山安樹子さんのライブがありましたので、これに行かない手はないと仕事帰りに行ってまいりました。
「ぐりふぉれ屋」は、京浜急行線の能見台(のうけんだい)駅から歩いて2分くらいの線路沿いにあるお店です。
ちなみに私の自宅最寄り駅は、その隣の金沢文庫駅です(爆)。
いやはや、こんなに身近な場所にライブハウスがあったなんて、今まで知りませんでした(苦笑)。
20時にライブ開始ということで、19時過ぎにお店に入ったところちょうどリハーサル中でした。
その時点で客は私を含めて2人という状況でちょっと心配だったのですが、開始時刻前には15人近く集まって、ほぼ満席という状態でした。
さらにライブが始まってからも続々と来客があって、最終的には20人を越していたのではないかと思います。
なにしろもう席がなくて、カウンターの中から見ている人もいましたから(笑)。
つまりそれだけ盛り上がっていたということで、なによりでした。
さて今回のライブは、外山さんのピアノに加えてベース・フルートという構成でした。
ベースは2月の上野でのライブでもおられた関口宗之さん、そしてフルートは小島のり子さんでした。
演奏された曲はアンコールを含めて11曲で、うち外山さんのオリジナル曲が3曲で小島さんの曲が2曲、残りはスタンダードナンバーでした。
外山さんの曲は、2nd CD「All is in the Sky」から「Springlake」と「Miff’s Walk」、そして7月に発売予定の3RD CD「Ambition」収録予定曲の「May Journey」です。
特筆したいのが、観客の中になぜかベース奏者の方がおられて、なんと後半の1曲を関口さんに替わって飛び入りで演奏してしまうという、こたえられないハプニングがあったということです。
これも、アットホームな雰囲気のライブならではのお楽しみですね。
アンコールが終わって、22時半にぐりふぉれ屋を後にしたわけですが、約45分後にはもう自宅に戻っていました(爆)。
連休前に楽しいひと時をすごさせていただき、どうもありがとうございました。
というわけで、後半は番外編をお送りいたしました(笑)。