« マダニも役立つ? | Home | 1ヶ月遅れのフィギュア世界選手権&地元に外山さんをお迎えして »
3月の末からJリーグ2011シーズンが再開しました。被災クラブの関係者は特に、Jリーグ再開をどのような気持で迎えたか。想像もつかないけれども、それがどれほどの物だったかは、あの再開試合と試合後のスタジアムを見ると感じる物は多かった。多くの関係者の協力で再開できた事を嬉しく思います!
再開してからJ1の試合二節が行われましたが、僕も毎節どこかのスタジアムで試合を観ています。そこでつくづく感じてしまうのは、既に言われている通りですが、Jリーグのactual playing timeの短さです。actual playing timeとは、実際にプレーが行われた時間で、反則の後にフリーキックで再開するまでの時間や、ボールがピッチから外に出た後にゴールキックやスローインなどで再開するまでの時間は除かれる。短いほど試合の連続性を欠いており、試合への興味がそがれる原因にもなると言われています。
実際に数値でも、Jリーグは世界のトップリーグ(スペインやプレミアリーグ)に比べて5分以上も短いという結果が出ています。
主に何が短くしているのかと言うと、直観的には選手がピッチに倒れこんでいる時間だと思います。やはりJリーグの選手は、すぐ痛がってピッチに倒れこむ選手が多いです。
海外のトップリーグであんなにすぐ痛がる選手はそうそういません。仮に痛がっていたとしても、相手選手が「お前、そんなに痛くないだろ」という感じで倒れている選手を半ば強引に起こします。
先日のプレミアリーグの試合(マンU対エバートン)でも、エバートンのケイヒルが痛がって倒れているところを、マンUのDFであるファーデナンドがケイヒルの襟首を掴み、強引に起き上がらせていました。
先日のJリーグの試合でも、散々痛がって倒れて試合を止めた選手が、ピッチの外に出されると、途端に走ってセンターサークル付近まで行き、ピッチに入ろうとするシーンがありました。
ファンは、そんなプレーを観たいが為にお金払ってまで観に来ている訳ではありませんし、味方の選手であろうとも、そんな振る舞いをしていたらブーイングをしなくてはいけないと思います。選手を育てるのはファンでもあり、Jリーグ全体を育てるのは選手ひとりひとりです。
Jリーグの価値は、選手一人一人の意識改革によっても向上するのです。