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皆さん、ご存知の通り、
今、日本バスケットボール協会は
世界バスケ協会から制裁を受け、
海外の試合に参加できないという
歴史的な窮地に陥っています。
バスケ関係者として
とても悲しいことです。
世界バスケ協会からの
改善しなければない宿題は
いくつかありますが、
何よりも大きな課題の1つが
NBL/NBDLとBJとの
統一リーグの問題です。
これまで、両者間で
散々話し合ってきました。
それぞれの妥協点を見つけたり、
課題を出し合い共有し解決策を見つけたり
してきたのですが、その話し合いでは
溝が深まるばかりです。
そこでJリーグを立ち上げた
サッカー界の川淵三郎氏がチェアマンとなり
この大きな問題を日本のために解決すべく
タスクフォース委員長として
ご尽力いただけることになりました。
わたしは以前から
「スポーツは文化だ」
という理念で意気投合し
仲良くさせていただいていたので、
まさかこのようなことになるとは
思ってもみませんでした。
先日、ニュースでも
散々放映されていましたが、
川淵さんが両リーグの代表を集めて
記者会見をされました。
わたしも出席させていただき
思ったことがあります。
川淵チェアマンは、
今の問題をどう解決するのかとか
妥協案をどう見つけるのかではダメで、
理想を掲げ、そこに向かおうとする
チームや人で1つになればいいんだ!と
強くおっしゃっています。
例えば、5000人のアリーナ。
もちろん、今そのようなアリーナは
どこもないのですが、
そういうこれからのバスケの
あり方・あるべき姿の理想を明確にして
そこに向かうことが重要だと
述べられているのです。
私もその通りだと思います。
がしかし、多くの人やチームは
現状それは無理だとか
行政の賛同はないとか
その条件を今満たせないので困る
などの発言があるのです。
川淵さんのおっしゃりたいことは
今どのような課題があるかではなく、
未来や理想に向けて
どうすればいいのかを考えていけば、
結果として、課題解決にも
統一にもなるだろう
ということなのだと確信します。
しかし、このような
バックキャスト的な発想に
多くの人はついていけないという
現状もあると改めて感じました。
だからこそ、
これまで1つになれなかったんだなと
わたしも理解できたのです。
もちろん東京エクセレンスも
現状の課題は多々ありますが、
あくまでも理想に向けて
努力していきたいと思います。