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2015/01/21

マレー語の先生がテレビで日本の少子化についての番組を見たらしい。

 

少子化とは無縁なマレーシア人には考えられない社会現象らしくて、「いったい何が原因なの?」っと先生は興味津々。

 

マレー人は、5人兄弟というのも全然珍しくなく、第二夫人がいる方なんかは10人くらい子供がいたりする。

マレーシアは女性の社会進出も進んでいて、女性の管理職・経営者率は日本の倍以上。

だから働きながら子供を育てるワーキングマザーは当たり前。

 

しかも驚くことに、産休は2ヶ月ほど。

臨月まで働いて、産前1ヶ月、産後1ヶ月休んで復帰するのが当たり前。

 

「日本は産休の制度が整っているのにどうしてみんな子供を産まないの?」とマレー人の先生は不思議そうでした。

 

マレーシアは、高校まで学校無料、医療費無料ということもあって、経済的な理由による少子化には全く無縁。

出産しても働くのは当たり前で、仕事や育児環境の理由による少子化にも無縁。

だからマレー人には少子化という社会現象が全然理解できないんだとか。。

 

インド人や中国人は、子供の教育に力を注ぐために子供の数が少ないそうで、マレーシアのインド人や中国人は日本の少子化という社会現象は理解できるらしい。

 

どこにいっても子供だらけのマレーシア。

ホテルやレストランでも誰もが子供に優しいマレーシア。

 

経済的には日本よりもまだまだ遅れているけれど、出産や子育てでは日本よりも先進的。

次回はマレーシアの出産医療事情を書こうと思います。

 

2015/01/21 08:11 | kagami | No Comments