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段々と涼しくなってきたトンガからお便り申し上げます。今がちょうどいい感じですね。快晴日だとそりゃ暑いですけど、夜とかホント過ごしやすくなりました。お元気ですか?
ソロモンに三年住んで、それからトンガで四年目を迎えています。日本からすると、まぁ、似たような常夏の島国ですが、当然トンガの方が季節感が若干ありますし、日本人にとってはトンガの方が過ごしやすい国だと思います。
さて、この二つの国で生活して、ソロモンでよく見かけて、トンガでは一度も見たことのないものがあります。それは「カブトムシ」。一年を通して蒸し暑い国のソロモンでは結構日常的に見る機会がありました。というか、カブトムシ多すぎ!ソロモン人たちは、よく蹴っ飛ばして遊んでました(爆)
日本にもカブトムシがいます。ということはその中間くらいの気候のトンガにいてもおかしくないのですが、不思議なことに一度も見かけない。
「何でだろうなぁ???」
という疑問をこの間、学校長とお茶をしているときに聞いてみました。「ソロモンではカブトムシがたくさんいたけど、トンガで見たことないんだけど…いないの?」と。
すると校長は「以前はたくさんいたんだけどね。駆除したんだよ。害虫だからね。カブトムシがヤシの実とかフルーツをダメにしてしまうんだよ。」
あ、そう言えばソロモンでも似たようなこと聞いたことあるなぁ…。そっか、害虫扱いか…日本だとクヌギの木だから、さして問題はないけど、こっちでヤシの実がやられたら、そりゃ害虫になるわなぁ…。
「だから、何年か前に農林水産省(日本で言うところの)がカブトムシ撲滅キャンペーンを展開して、今じゃほとんど見なくなったね。カブトムシ10匹捕まえて持ってきたら、謝礼を少々出して、トンガ人にとっては、ちょっとした小遣い稼ぎだな。俺もやったけど(笑)そうやって少なくなったね。何だ?お前、カブトムシ欲しいの?今度見つけたら持ってきてやるよ」
いや、別にいいんですけどね、持ってこなくても…。ただの疑問だったから。
で、「日本ではカブトムシは子供に人気だから、田舎はいいけど都会では デパートとかで売ってるんだよ」と言うと、ソロモンでも、トンガでも同じリアクションが返ってきました。
「えっ?日本人はカブトムシ食うのか?」
いやいや、食べないって。
疑問が一つ解決しました。カブトムシをカゴに入れて飼う日本人をトンガ人やソロモン人はどういう目で見るんでしょうね。
「うゎ!コイツら、害虫飼ってるよ!」
かな?