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私はレッスンを受けてる最中に先生に返事をしたことがあまりない。
例えばピアノのレッスン中、先生が
「ここはもっと〇〇な風に弾きましょう」と注意されたら
無言でもう一度やってみる。下手すると先生の方も向かない。
人の話を聞く時は目を見なさい、と教わったはずだが
習い事になるとそれは当て嵌まらなかったりする。
先生の目を見てハイと返事をするより、
注意されたことをその場で何度もトライする方が大事。
先生がお手本を見せてくれるときはもちろん見るけど、
自分がやってる最中に注意を受けるときは耳だけ先生のほうに傾け、
それに応えていく。
先生の注意を「ハイ」とか「頷き」で終わる子には
「ハイじゃなくて今やりなさい!」と言ったり、
(結構多い。変に大人っぽいのかクールなのか、単になまけなのか、現代っ子だからか)
レッスン中に泣いたりする子には
「泣いてる時間があったら練習しなさい」と、言ったり。
とにかく根気よく何度もやって体に覚えこませる、というのが習い事のお約束。
話を聞いているだけじゃできるようにはならない。
こう文字にしてしまうと、当たり前すぎて
わざわざ書かなくてもと思えてしまうが、この当たり前はなかなか当たり前にならない。
大人の場合や大人になって初めて習い事をする人にとっては特に。
大人は体より頭のほうが先に動くので
なにか注意すると実践するまで時間がすごくかかったり、
単に精神的な問題で
先生の言ってることはわかった、でも
→もう今日は無理、とか
→私にはできっこない、とかあきらめたり。
そんなの分かってる、と話を聞いているようで全然聞いてなかったり(笑)
あ、だから大人は習い事やるなって決して言ってないですよ。
いいんです!大人からやってプロになるとは先生だって夢にも思ってないし。
大人がやるのと子供がやるのは違う。
大人はそれを楽しいと感じることがまず大事だと思う。
楽しんでやっているのが見えると先生もうれしい。
大人はそれでいい。
いろんなレッスンの受け方があってよし。
私はそれぞれにあった、でも大事なことを伝えられる
レッスンができるようになりたいと思う。