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ずーっと雨が続く中、
ほんの数日間、こんな晴れ間が差し
雲と一緒に自分の気分もサーーーッと晴れ上がった!
はずなのですが、、、
少し前までは、
「ご飯にしよっかー」
の一言で
「何食べるの?何作るの?」
と来ていた子供達。
が、ここ最近は、
ギリギリまで遊んで返事もしない。
長女は私の雰囲気を読み取り、来るには来るけど
何をしてよいのか?なんて素振り。
二女は全く来ようともしない。
頭が一杯になると、
行動がバラバラになってしまうんですね〜。
来週末の音楽の発表会に向けて
学校が終わっても音合わせに出たり入ったりで
昨日の夜も、
揃って食べ始めたのが20時過ぎ。
全部揃った所へ来てガツガツと食べる子供達。
ああ、お腹空いてたんだろうなぁと思いつつも、、、
そう思いつつも、、、
「ねえ、何食べてるかわかってる??」
と口を開いたのがもうおしまい。。。
「生きる為に一番大切な物は何よ!?
息吸って水飲んで食べないと、
音楽も勉強も、遊ぶ事も出来ないよ!!
一番大切な事を軽く観るんじゃないよ!!!!!!」
と声を荒げてしまいました。
はい、我が家のルール、
「起きた時、食べる時、寝る前は気分良く」
を自ら破りました。
ここで怒っても意味がないと解りつつも
流されている時間にたまらなくなってしまったかあちゃんでした。
「食べる」とは、
ただ単にお腹を膨らます欲求を満たすだけではないのですね。
自分の命を続けさせる行為なので、
命を頂くのだと思っています。
子供とは本当に神秘な生き物で、
何にでも興味を持つ。
昔、長女が小さかった時、
テーブルに盛られたフルーツやトマトを嫌がっていました。
が、育つ段階を観察すると違うんですね。
自分で植えたトマトが育ち、
花が咲き、枯れて緑の小さな玉が出来、
段々大きくなって黄色に変わり赤になる。
売ってるトマトはツルツルだけど、
植えたトマトには毛が生えてる。
赤くなった時、自分でもぎ取って食べてみる。
パリポリと音がし、口の中で弾ける。
「美味しい」
ついでに黄色いのも食べてみる。
「酸っぱい」
こうゆうときの子供の表情を観るのが大好きでした。
なんと言うか、ハッと息をのむ瞬間ってあるじゃないですか?
脳みそがフル回転してるんでしょうね。
もうそんな小さな子供ではなくなったけれど、
その、
「ハッ!」
を、いつまでも大切にして欲しいと願うかあちゃんです。
さて、人生折り返し地点も過ぎたかあちゃんですが、
先日私にも「ハッ!」がありました。
姉の住むオランダに母が来たので
私たちも合流してきたのです。
綺麗な街並、大きな窓から見える家の中まで
息を飲むほど美しい。
のですが、
私が「ハッ!」としたのは、
母が揚げてくれた天ぷらでした。
我が家の天ぷらは切り方が大きいので見た目ですぐにわかります。
一口食べて、
「あああああああああ、この味!
お母さん〜!!」
見て「ハッ!」食べて「ハッ!」
とした瞬間でした。
味って、細胞の中にしっかりと残るんですね。
あまり沈んでいても仕方がないので、
今日は久しぶりに私も天ぷらを揚げてみようかな、
人参の葉っぱもあるし!
さあ、来週末は発表会。
子供達に新たな「ハッ!」があるといいなぁ。。。