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2014/11/27

最近、トランペットの奏法上の注意事項に新たな1項目を加えました。

ここ1、2年、とある新しいテーマに取り組んでいたんですね。

それが新たな気づきを生んだ、というお話です。

その、ここ1、2年取りくんでいた新テーマとは、「目を開けて演奏する」。これです。

これを実践しようと思ったいきさつなどを、過去に綴らせていただいております。

お時間がございましたらご覧ください。以下です。

『覚悟を決めようと思うなら、目を開けろ!!!』(2013/02/21)

お読みくださいと言ってはみたものの、簡単におさらいしますね(読まなくてもOK!)

このテーマを掲げる前ぼくは、目をつぶってラッパを吹いていました。ほぼいつも(譜面は見ない派ですし…)。

トランペットは、指を動かすほうの手である右手を楽器に対して固定して演奏します(左手も固定されていますが)。

つまり、動かす指の“支点”が固定されているんですね。

なので、目をつぶっていても指が空振りをすることがない。

演奏上なんら問題がないのです、目をつぶって吹いていても。

むしろメリットは多い、すなわち目をつぶるとより集中できる、より気持ちが込められる。なんとなくそのように思い込んでいたのですが…。

しかし実はここに落とし穴があるのではないかと思い始めたのです。

なぜ緊張するのだろうと考えた時、目をつぶっていることで“入れ込み”を助長し、緊張を助長させているのでは…、と。

そうだ、目を開けよう。そうすることでもっと冷静になれるのではないか。

そう考えたのです。

以来、本番はもちろん、練習でも目を開けて吹いています。

この考えがスタンダードなのか異端なのか、はたまたどっちでもいいことなのか、深く検証できてはいないのですが…。

でも、目をつぶるのはやめました。一度決めた以上、やり遂げようという観点からです。

そうしていたら、このことが思いもよらない問題を生じさせていたのです…。

それは…。

「気をつけていないと、顔が情けなくなることがある」。これです。

写真に収められた自分を見て気がつきました。

目をつぶって演奏していれば、とりあえず一生懸命さは醸せますし、結果、ビジュアル的な大外しは比較的に少ないように思います(自分比)。

しかし、目を開けている場合。

眉間が上がってしまう(両のまゆげが“ハ”の字になってしまう状況)こともあるんですね…。

この状況、案外発生率が高い気がします。切ない系の気持ちを込める時、こうなる可能性が高い…。

しかし。

これはいただけませんね。

これは、本当にいただけないのです。

情けない…。実に情けない顔になってしまうのです…。

演奏している時、表情がどんな感じか、そこに気を配るという観点が必要になるのです。

目を開けて演奏する場合は。

表情に関して、ノー・ケアではいけなかったのです。

対策を考えました。

眉間にしわを寄せる方向で、この意識だけでこの問題はクリアできるのではないか、というのが現状の結論です。

そうしていれば、とりあえず大外しはない(自分比)。

というわけで最近は、「眉間のシワをキープしたまま吹く」、ことを心がけています。

日々の練習からです。

あー、早くライブがやりたいです。

この気づきが、思ったとおりの成果を上げられているのか否か…。

これでまた一歩、野望に近づきました。

(もてもて計画)

押忍

2014/11/27 11:28 | ohta | No Comments