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2014/11/06

 

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こちら、オイルになる直前のオリーブ。

綺麗な色〜、、、なんですが、

よーーーく見ると、

虫が入った跡が沢山!!

 

今年は雨の量が多過ぎて、秋になるまでずーっと気温も上がらず、

全体的に湿度が残ったままでした。

農作物には多大な影響があり、

この湿度によって、

オリーブに集るコバエがいて、それが大漁発生。

なんてことでしょう。。。

作物に虫が入り込むと、作物が自ら、

味を悪くして、実を落としてしまいます。

味や量をキープする為には、農薬を使わないといけないと言う農家も沢山ですが、

それを自分が食べるかと思うと頂けないですね。

どこの農家(自然派)からも、

「今年はオイルがないよ」との声。

そこでかあちゃん、

村はずれの搾油場へ、去年のオイルを分けてもらおうと行きました。

すると搾油場のアレッサンドロさん、

「搾油代金と交換に引き取った、自家用のオイルがあるけど、それにする?

安全だし、品質も保証するよ。ただ、量は限られてるけどね。」

と。

「1年耐えるならそれにする!」

と返事をしました。

 

1年耐える???

 

と思われたかもしれませんが、

オリーブオイルは、実を絞って出るジュースのようなものなんですね。

当然、実の品質が悪ければ、

痛みも早く美味しくもありません。

普通に元気な実からのオリーブオイルの賞味期限は2年。

絞った瞬間から酸化が始まり、

2年経つ頃には商品価値はなくなると言う事です。

今年は1年持たないかも、、、と言われる中でも、

木に残った数少ないオリーブから採ったオイルを分けてもらえるのは

とってもラッキーなのです。

ついでなので、

搾油場の見学も。

 

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刈り取られたオリーブは、

そのままこちらへフォークリフトでザザザッと入れられます。

そこから奥の階段が着いたベルトコンベアで運ばれます。

 

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次の部屋へ進むと、

まず葉っぱを吸い上げ、実はジャブジャブと洗浄。

綺麗になった実は、

 

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こちらでゴリゴリと潰されていきます。

 

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潰されたオリーブから絞り出て来た液体は

左が油、右が水分に別れて出て来ます。

先ほど、ジュースのようなものと書きましたが、

実際はオイルがメインで、ジュースは特別廃棄処分となります。

 

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そして完全に油分だけになり、出て来たオイル。

 

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こちらが我が家のお裾分け分15リットル。

さて、お味は??

 

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湿度のせいで、今年は絞り立てでもピリッとはしません。

ですが、絞り立ては必ず

飲みたくなるほどサラッとフレッシュです。

オイルと言うより本当にジュースですね。

 

湿度が多いとずっと書きましたが、

肝心のキノコの季節には雨がピッタリと止んでしまって、

10月頭には少し採れたキノコも、

それから何度となく森に入れどキノコは見つからず。。。。

「しょうがないから栗を拾う」

と言い出した子供達。

それが、、、

栗まで小さくて、虫に食われていて、、、、、、、

採れたのは少しのザクロとコケモモだけ。

自然相手は、なす術がありませんね。

 

そんなときに役立つのが!

 

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前に採ったフィンフェルリに

 

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唐辛子にツナやケイパーを詰めたもの、

などのオイル漬け。

味はその時のまま、フレッシュで美味しい!

 

今週になって雨がまたひどくなって来たのですが、

気温は下がらず。

雨の被害は恐ろしいですが、

上手く行けばこの後キノコが生えるか!?

もし生えなかったら、、、

なすびのソットサーレも開けてしまおう!!

 

 

 

 

 

2014/11/06 11:42 | emiko | No Comments