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2014/10/16

こんばんは。最近めっきり寒くなりましたね^^;
そろそろこたつを出そうかなあ、と考えているのですが、まだ早いかなあと悩み中です。

ところで今日のテーマは「女性らしい女性」について。

わたしは「女の子らしさ」というのはキャバ嬢、「女性らしさ」というのはクラブホステスが体現しているのではないかと思うのですが、「らしさ」というのはたぶんに現実よりも誇張された美意識なのではないかと考えています。

たとえば、キャバ嬢なら当たり前のようにやるお客様の煙草に火をつける動作。
火をつけるなんて大した手間ではないのですから、お客様が自分でやったほうが早いわけですが、それをタイミングよく嬢がすることで「気が利くな」ということになる。
また、お客様の愚痴……なのか自慢なのか、終わりが見えない話にひたすら相槌を打って付き合う。
一般の女の子やお客様の奥様であれば「でもそれってさー」とか「わたしの話も聞いてよ!」となりがちですが、仕事であるゆえに美しい微笑を絶やさず聞き続けることでしとやかで素直な印象を与えます。

これは、「女性とはかくあるべき」「こうあってほしい」という男性のファンタジーを女性も理解し、その枠内で嬢たちが男性の望む所作、言動をしているからではないでしょうか。
歌舞伎の女形が美しいのは、男性が「女性らしい」しぐさをするからだというのはよく言われることですが、その大本は“男から見た”望ましい女という点にあるような気がします。
キャバなどの水商売では、指名が命。
だからこそ、指名をとるために嬢たちは男性の枠組で作られた女性らしさを身に着け、望まれるしぐさを提供します。それこそが、おそらくは水商売の本質なのではないかと思うのです。

それは女性にとってはブリっ子に見えたり、なんか媚びてる感じになるのですが、当然といえば当然で、女性の目から見た美しさや女性らしさは重視されていない。嬢本人の主体性や意志は男性のファンタジーの中に隠そうという力が働いているので、陰でどんなに「今月は場内20本!」とか、「同伴5本キタコレ!」などとドロドロした計算が働いていても(笑)、見た目には分からない。むしろ、その隠すテクニックこそが水商売のプロの身に着けているものではないかとさえ思う。

真に女性らしい女性とは、男性の目から見た美しさ、美徳を兼ね備えた女の人をいうのかもしれません。
……もっとも、全部が全部それではつまらないって思いますけどね^^;

 

2014/10/16 07:03 | chica | No Comments