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今朝、起きるとすぐに
「頭がいたーーい」
と言うお姉ちゃん。
「宿題は?あと何ページ?」
と尋ねると
「算数ばっかり19ページ。。。。。。。。」
と言葉に詰まるお姉ちゃん。
頭痛の原因がわかりましたので大丈夫。
今日は夏休み最終日なのです。
今年の夏休みは、
「宿題って言葉は一切言わないで!」
と言われていたので、
本当に9月に入るまでなんにも言わないでいたのです。
私が本当に口出しを我慢すると、
案外上手く行く事の方が多いのですが、
こればっかりはダメでした。
ついでにチビちゃんも
「宿題は終わったけど読まないといけない本が2冊。
しかも1冊見つからない。。。。」
と。
あれま、、、、
こんな調子で夏休み最終日は、
私が小さい頃とあまり変わらない光景となりました。
さて、
夏休み中に行った楽しかった所をご紹介。
ここから海方面へ約80キロ、
モンテペスカリという街の麓にある彫刻家のところへ。
大きな木や粘土を使って作品を作るマルコさん、
気さくで心の底から自由な人です。
「あっち見てごらん。世界の人たちがいるから。日本人もいるよ!」
と言われ降りてみると、
振り返ってギョッとしました。
すべて実在のモデルがいるそうです。
壁から覗いたこちらの馬!
最高じゃないですか?
壁全面、馬の頭にもフサフサとつたっているのはブドウ。
今頃行ったら頭からブドウがぶら下がっているのではないでしょうか。
お昼ご飯をごちそうになった後は陶芸教室。
大人から赤ちゃんまで、
マルコさんが培った技術を惜しみなく披露してくれるのですが、
それより印象に残ったのは、
「いいじゃない〜〜!!もっともっと!!
わああああああああああ素晴らしいーーーー!
思いっきり出して出して!!!!」
と粘土をドンドンと足していく。
とにかく自分の中にあるものに
ストップをかけそうになる瞬間、
この人はドンドンとストップを外して前へと押す、
そんな印象を受けました。
と言う事で、粘土に集中して向き合っていると
なんだか静か、
「畑にイチゴが沢山あるぞ!!!」
と子供達とかご一杯に。
視点や動きの速さが子供達と一緒って、
たったそれだけで
かあちゃんとしては素直にすごいと思いました。
縦も横も2mを超える大作。
筋肉の動きまでわかってしまうような
息を吹き返しそうな作品です。
「これは僕の生徒が8歳のときに書いたんだ」
と。
「なんだろう?体か鳥か、、、」
とつぶやく私に
「かあああああああああ、固まらないでね〜」
と言われてしまったかあちゃん。
横から子供達が思いがけない物を
ポンポンと答えるのにはまた
「素晴らしい!最高!」の連続。
皆さんはなにに見えますか?
「見えてる物だけ見てちゃダメだよーー」
なんて言われても難しいですねぇぇ。
私が今まで生きて来た中で、
鳥とはこうゆう物ですよ、こんな形ですよ、
とインプットされて来た物を
鳥に限らず全部リセットしてみたい
と思った一日でした。
なんて書いている後ろで
お姉ちゃんはまだ
「あと4ページ。やっぱり頭が痛い」
と。
そうりゃそうでしょう。
3ヶ月間、いっぱい楽しい事をしたんだから、
明日からはまた頑張ってね。
一杯勉強しても、
自由な発想は忘れないでいて欲しいと願うかあちゃんです。