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2014/09/15

少し緩やかになった仕事にも繁忙期というものがある。
穏やかだったまわりが殺気立ってくる。

そんな最近、EminemとRihannaの“The Monster”が聴きたくなり
気がつくと口ずさんでいる。

I’m friends with the monster that’s under my bed
Get along with the voices inside of my head
You’re trying to save me, stop holding your breath
And you think I’m crazy, yeah, you think I’m crazy

あたしはモンスターとお友達、そいつはベッドの下にいる
頭の中に入り込んでくるそいつの言葉に、もう慣れた
あんたは私を救おうとしてるけど、無理に平静を装わないで
あたしのことをクレイジーと思ってるでしょ、ええ思っているよね

忙しいと、イライラが高まり、どこからともなく“ヤツアタリ”が繰り広げられる。
ソレは強い立場のモノから弱き立場のモノへと順番に降りてくる。

受け取る時は、理不尽で意味のない、ただ感情的な当たり散らしと思うのに
モヤモヤだけが残り、たまたま通りかかった次の獲物に、つい同じようにあたり散らす。

結果がでない、とか、思うように進まないとか、
最初の人には、そのイライラに理不尽ながらも理由はあるけれど、
その連鎖が続く先には、ただ無意味に怒る人だけが残る。

私だって例外じゃない

ただ歳を重ねたせいか、ヤツアタリされたその後に
『そのまま他のやつに当たればいいじゃん、。スッキリするよ』という声が聞こえ、
『同じことをすれば、当たってきた人と同じだ、飲み込める』という声もする。

そこで葛藤する。
頭の中でRihannaが歌う。

I’m friends with the monster that’s under my bed

そして、ぐっとこらえると、ビールが飲みたくなる。

またRihannaが歌う。

Well thats nothing.
まぁ、たいしたことじゃない。

だいぶ勝手な解釈だけれど、結局全てのヒトは頭の中にモンスターがいて
ソレは誰もが持つ自己のダークサイドで、ソレを排除することは決してできず、
ソレとは長く、丁寧に対峙してくしかないもので、
他人から見ればどんなにクレージーなコトだとしても、その葛藤は意味あるもの、と。

連鎖するストレスを止めるのって大事だけれど、とても力がいるわ、と
当たり前のコトにため息をつき、
こんな歌詞を書くEminemってすごいわ、とThe Monsterを口ずさみ
まぁ、そんなもんだよね、と気力を持ち直す。

2014/09/15 01:37 | masaki | No Comments