« 産後初の海は御蔵島へ、野生のイルカと泳いできました! | Home | 久々のバレエ »
こんばんは。先週から引き続きになりますが、萩上チキさんや中村淳彦さんの本を読んで思った「増える志願者」についての私見をつらつらっと書いていきたいと思います。
わたしがキャバ嬢だった当時、一番多い同業者の昼の顔は学生でした。
4年制大学の1〜3年生、という子が一番多かったように記憶しています。わたしも18歳でしたが、みんなそのくらいの年齢層。大学卒業後は普通に就職するつもりの子が多かったので、意識としてはアルバイトの延長です。キャバクラだと時給制というところも入りやすいのかもしれません。これは本を読む限り今も続く傾向みたいですが、わたしが直接交流のある嬢の子だと専業者が増えていますので、ちょっと記述とずれがあるような気もします。
風俗時代はわたしが20〜25歳でしたが、ここは同業者の昼の顔は専業風俗嬢が一番多かったように記憶しています。ただ、これはわたしも専業で朝から夕方にかけての出勤(10〜17時出勤)が多かったため、必然的に顔を合わせる子に専業者が多くなったという可能性もあります。が、少なくとも自主的に「大学生です」とか、「夜はITで働いてます」というようなことをカミングアウトする子はいなかった。
が、現在において、少なくとも風俗嬢に関しては、専業者は減っている模様。
主にデリヘルに多いようですが、会社員や大学生など高学歴&高スペック女子が参入しているようなのです。
最大のメリットはダブルワークしやすい時間の融通が利くというところらしく、まじめな学生さんほど勉強の時間を確保するために時間効率のいい風俗の門をたたいたり、不景気で減ったお給料分を担保すべく退勤後に働くOLの方、主婦の方も多いんだとか。
試しに、風俗大手サイトのデリヘルのページを見てみたところ、ギャル系・ロリ&イメクラ系はいいとして、人妻(〜35歳くらいまで)、熟女(〜45歳くらいまで)、超熟女(〜60歳くらいまで)とものっすごくカテゴリが細分化されている・・・。
もちろんニーズもあるのでしょうが、掲載されているそれぞれのお店の出勤嬢の子たちのビジュアルレベルも非常に高く、モデルさんかタレントかと思うほどです。
これでは確かに、面接で落ちる子もいるでしょうし、首尾よく採用されても「稼げる/稼げない」の差は拡大する一方でしょう。事実、現在デリヘルで働いている友人のなかには出勤告知すると予約で全部埋まる子もいれば、全く稼げないとこぼす子もいます。ちなみに、前者の子はOL経験者ですが、その点もお客様と会話するにあたり非常に有効な経験として活かされているようです。
かつて風俗は、売る気になれば「女」であるというだけで商品になることができた世界でした。でも、今はそうではない。
厳しい現実を突きつけられ、自分は牧歌的に過ごしてきたのだなあ、と痛感しています。