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こんにちは!学生時代は勉強が大嫌いだった北沢力です!
ヽ(-@∀@)ノ ソウゾウイジョウヤデ
ウチの事務所には若手声優の為の勉強の場みたいな所謂“勉強会”みたいな会があります。
僕ちゃんはいつまでも若手だという意識がありますので若手声優としてこの勉強会に参加してみたい気持ちはあるのですが(うそ)、どうもウチの事務所の中では若手では無いみたいな感じになっちゃってるみたいなので逆に勉強会で教えてやってくれないか、なんて言われたりするのですが金にならない事はしない主義なので頑なにお断りしている次第です。
僕の話はさておき、若手声優にはありがたい場でしょうね。先輩がアレコレと指導して下さるのですから行って損は無いような場だと思います。
アテレコを教えてくれる場だったり、舞台みたいな事をやる場だったり、ナレーションを教えてくれる場だったり…
勉強する場を求めようと思えば、ちゃんとそれなりの勉強ができる環境があるって事は若手にとっては非常に有難いのではないでしょうか。こんな場を提供して下さる先輩方に若手声優は感謝しなければいけません。
しかし…
そういう場がある事は有難い事なのでしょうが、その場をどのような意識で取り組むかによって成長速度は違ってくるのではないでしょうか。
冒頭から勉強勉強と言いましたが、僕は勉強という言葉があまり好きではありません。子供の頃から勉強が好きじゃなかったとかなんとかって問題では無く、勉強という言葉のニュアンスは、どうも僕には受動的に思えてしまうんですよね。
“ 誰々さんから何々を教えてもらう ”
どうも巣の中で口を開けてエサを待っているヒナような感じがしてしまうんですよね。
そんなヒナよりも、自分でエサを取りたいから飛ぶ練習をしているヒナの方が業界向きだと思うわけですよ。
ちょっとした意識の差かもしれませんが、大きく違うように僕は思います。
教わった事を…
“紙に書き込むのか、自分の心に刻み込むのか”
紙に色々書き込むのも良いかもしれませんが、紙に書き込んで満足してしまうような人も多いのではないでしょうか。
メモなんて取る必要も無く、心に刻み込めばそれは文字通り何かを“身につけた”という事になるように思います。メモを取るという事は後で見直そうなんていう甘えみたいな気持ちがあるって事でもあると思います。後で見直せばいいや、なんて思って後で見直しもしなかったらそれはただの無駄でしかありませんし、どうせお勉強するならその場で集中して自分の身に刻み込めればそれで良いと思うのですが僕の考えはおかしいのでしょうか?
ヽ(-@∀@)ノ シラネーヨ
例えば、声優に必要な知識が本になっていたとしましょう。その本にありとあらゆる技術が書かれているとしてもそれを読破し、丸暗記した人が必ずしも現場でちゃんと仕事ができるかと言えばきっと出来ないと思います。
つまり何が言いたいのかと言うと、知識だけじゃこの仕事は成り立たないという事です。
“実際にやってみる”
そんな感じの行動力、実行力みたいなものが大事なのではないでしょうか。
この“やってみる”の中にも更に色々なナニがソレはありますが、受動的では無く、能動的な意識でお勉強会などに取り組まないと得るモノも少ないんじゃないでしょうかね。
若手…と言いますか新人という人達は当然色々な事が未熟です。単純に年齢が若い人も多いでしょうから“勉強会”なんて聞くと、学生時代の勉強みたいな事を連想してしまって本当に“お勉強”をしに来てしまう人も多いのではないでしょうか。
勉強会というネーミングよりも“苦行の場”みたいなネーミングにした方が勘違いは少なくて済むかもしれません(笑)
声優業界の勉強と、学生の勉強というのは同じ勉強でも似て非なるものです。
そこを勘違いしてしまうととんでもない事になります。
仕事は待つものでは無く、取りに行くものです。
勉強会も同じです。
勉強会と名はついていますが、勉強する場ではなく、自分をアピールしに行く場です。
良い切磋琢磨ができる場である事を望みます。
どんな会社でもそうだと思いますが、学生のままの意識では仕事は成り立たないと思います。普通の会社でも成り立たないのですから、厳しい芸能界である声優の世界ではもっと成り立ちません。
学生的な意識を捨てて、プロとしての意識が芽生えないとこの業界で生きて行くのは難しいんですよって感じのお話でした~!
ヽ(-@∀@)ノ ハ、ハイ!ガンバリマス!