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黄色の点々、、、見えますか?
もう一面に黄色の所もあるのですが、
私がいつも通る所は、
まだポツポツしか咲かないヒマワリです。
夕方からいきなりザーーーーッと降る変な雨のせいで、
ちょっと遅いようですね。
今日はトスカーナではなく、
ローマ料理をご紹介。
ヒマワリはまだでも、こちら、
Fiori di Zucca (かぼちゃの花)は満開です。
パスタにしても美味しいのですが、
これを見るとやっぱり
フリット!!です。
まずはガクのヒゲの部分を取っていきます。
ここで普通はメシベも取ってしまうのですが、
私は残したまま、食べます。
詰める具は、
モッツァレラとアンチョビー。
モッツァレラでなくても、
他の柔らかいチーズで良いのですが、
水分があまり出ないチーズがいいです。
花を、
破れないように広げ、
適当に詰めて閉じる。
小麦粉、水、塩の衣にくぐらせ揚げるのですが、
今回、
破れた花が多くて、揚げるのが怖かったのでオーブンへ。
ついでになすびのフリットも。
オーブンでもきれいに出来ました。
アンチョビーの塩気がきいていて
とっても美味しいですよ。
もちろんトスカーナでもよく食べる花ですが、
中身はハムやリコッタチーズ、
ゆで卵を入れたりします。
が、我が家は
アンチョビーの塩気が
キュッと胃に響く、
夏のアンティパストがいいんですよ。
昨日のブオンコンヴェント、
Festa di Trebbiatura(麦の収穫祭)でした。
実際の収穫の祭りではなく、
ほんの何十年前までの収穫の風景を
再現して見せてくれる祭りです。
この赤い大きな機械が
Trebbiatura (脱穀機)。
今は街の美術館にあるのですが、
少し前までは
この大きな機械を順番に動かせて、
地域の人たちがみんな協力し合って作業をしていたんですね。
機械は本当にシンプル。
後ろの石炭のモーターを回すと、
太くて大きなベルトが稼動し、
刈り取られた麦を入れると、
麦穂は下へ落ち、残りは
ベルトコンベアーに乗り、
前方へ落ちます。
女性達は編み物をしながら、
時折ワインボトルとグラスを持って
働く男性陣に配り歩き、
年配の男性達は座って籠を編んだり
靴を修理したり。
和やかな風景です。
作業が終われば、
働いていた人たちもみんな一緒に
広場で大夕食会です。
一般の人も予約をすれば食べれます。
街のかあちゃん達の手料理を
仕事終わりのみなさんと一緒に
歌って騒いで味わうのはいかがでしょうか?
私たちは、夕食はコッソリ抜け出して、
とうちゃんの、
マグロのステーキ、カポナータ添え、
Baccalà(塩漬けのタラ)のフリット、
野菜のピューレわさび風味を頂きました!
この塩漬けのタラは、
カスカスのものも多いのですが、
よく選んで、しっかり塩抜きすれば
フワッと美味しくなりますよ。