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イスラム国家は断食月(ラマダン)真っ最中。
一ヶ月続くこの断食月。
一ヶ月ずっと何も食べないというわけではなく、日の出から日没までの間水を含む飲食をしないというのがこの断食のならわし。
朝日の出前のご飯を食べたら、それ以降は日没後まで飲食を絶つ。
この時期日中はイスラム教徒達がみんなやる気なくボーっとしてることが多い。
そして日没が近づくと、何のお祭りかよっ!って言いたくなるほどみんなが楽しそうに特別なラマダンブッフェに出掛けて街中お祭り騒ぎ。
こんな異様な雰囲気が一ヶ月続くけれど、ここマレーシアは多民族国家のおかげでマレー系・アラブ系のレストラン以外はいつもと変わらずレストランが営業してくれているのでありがたい。
マレー語の先生に断食ってつらくないの?って聞いたら・・・
「この月は、みんなお腹が苦しくてツライのよ。夜に食べ過ぎて、胃腸を悪くしちゃうし、おまけにみんな太るんだから」っという答えが。
貧しい人々の気持ちを断食することで体験して信仰を深めるという目的があるこの断食月。
それなのに、食べ過ぎて体調が悪くなったり太るなんて・・・本来の意味から大きく逸脱してるじゃん!っとツッコミを入れたくなる。
とは言え、マレー人にとってこの断食月はお祭りのようなもので楽しみでもあるんだとか。
毎晩外食出来るし、いつもよりお腹いっぱい豪華な食事が出来るし、モスクに行けば食事は無料だし、楽しみがいっぱいなんだとか。
日没の時間は決められており、その時間にみんなで一斉にご飯を食べられるようにレストランではみんな料理を目の前に一生懸命時間になるまで待っている姿がなんとも愛らしい。
断食と聞いただけでは大変そうだと思ってしまう断食月も、意外にも当事者たちはとても楽しそうだから面白い。
来週には断食月が明けて、イスラム教徒にとってのお正月のようなハリラヤのお祭りが始まるマレーシア。
街はまだまだお祭り騒ぎが続く・・・。