今回のコラムは、7月16日に出演させていただいた、
『逗子銀座サマーミュージックフェスティバル2014』について書かせていただきます。
逗子駅そばの「亀ヶ岡八幡宮」で行われる祭礼に伴う、街をあげてのお祭り。
そして駅前では、ステージイベントが繰り広げられるという。
(出演することになった経緯等々を、6月30日付けのコラムでしたためさせていただいております。こちらです)。
いや−、盛大なお祭りでした。
で。
今回演奏することになった経緯をおさらいすると…。
大学のジャズ研の後輩の1人が逗子銀座商店街でとあるお店を経営しておりまして。
ステージイベントはまさに商店街プロデュース。
で、その彼はステージイベントの実行委員にも加わっているとのことで。
その彼から、今回のバンドのバンマス(実行委員の彼と同期)に声がかかり、バンマスが人を集めてメンツを揃え急造バンドが完成、そして出演と相成った、という流れです。
平日開催なので、出演可能な人が少なく、しかしぼくはフリーランスですので比較的融通は効きます。
ぼくに声がかかったのは、上記も理由の1つと思われます。
結局ドラマーは、まさに逗子銀座の彼が務めることとなりましたし。
ちなみにバンマスの彼は、6月のライブ(ぼくらのバンド『3-4-3』の)を観に来てくれたのでした(初!)。
なんやかんやと旧友を温めていたところだった、という側面もございます。
で、紆余曲折もありつつ、最終的な楽器編成は、ギター、ウッドベース、ドラム、そしてトランペット、という編成。
演奏曲のラインナップは、モロなジャズはほとんどなく、ファンク調だったりボサノバ調だったりしたのですが、インストメンタルなわけで、トランペットがいわゆる“フロント”というポジションになります。
この設定に、最初はかなりびびりました。
きっちりとした編成のバンドで、その中で“フロント”としてジャズ的な演奏を人前でするのは、15年以上ぶりでした(1人とか2人とかで、結婚式等で余興的な演奏をすることはありましたが…)。
30歳くらいのころに、『東京サンチョス・パンチョス』というインストゥルメンタルのバンドを主宰していたのですが、そのバンドでの最終ライブ以来です。
ちなみに『東京サンチョス・パンチョス』は2、3回ライブをやって、メンバーの仕事の都合等々で解散となり。
以後はボーカルが“フロント”を務めるバンドで音楽を続けてきました。
“ワンホーンで、ボーカルといかに共存し、いかに新しいサウンドを作ることができるか”、これをテーマに音楽を追究してきたと言って過言ではありません(あからさまに過言っぽいですが…)。
さてさて。
当日は相当な猛暑でした。
で、バンマスのクルマで逗子まで送ってもらったのですが、なんと彼のクルマのエアコンが故障中…。
日中の移動で、猛暑日で、エアコンが効かないのは、思っていたよりきつかったです。
まあ、昔はこうだったわけですけれど(相当に昔だけれども…)。
もちろん彼は悪くないんです。全然。
たまたまこのタイミングで故障してしまっただけですから。
電車賃も相当に浮きましたし(ガソリン代等、取らないんですよ…、彼…)、荷物も多かったので楽をさせてもらいました(帰りは涼しかったし)。
そして、演奏までには十分に休憩も取れました。
しかし、演奏が始まるとにわかに体力がなくなっていくこの感じは…。
暑かったせい…? ではないな…。
2曲目の前半部くらいで、はたと気が付きました。
野外で演奏すると、ついつい“オーバー・ブロー”になってしまうことに…。
音が響きにくいので、息を入れすぎて、大きな音で吹きがちだったのです。
この日はお祭りで人出も多く、そもそも雑踏の中でしたし。
息を入れすぎると、音が高めに転んでしまうことがあったりします。冒頭で何度かそんなことがあり、それで気が付きました…。
これまでも、野外ではなぜか早々にバテることが多発していたものです。
その理由が、やっとわかったのです。
新たな注意点を見つけ出すことができました。
『野外では、“オーバーブロー”に注意せよ!!』
また1歩、前に進めた気がします。
そして、夏祭り。
夏祭りはいいですね。実にいい。
来年も出たいです。
来年には、もっと上手くなっているはずです。
まじで。
バンマス、また声かけてね。
(出演時間は18時半からでしたので、実際はもうちょっと薄暮な感じで良い雰囲気でした。写真は明るく加工してあります)
押忍