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当初の予定では、こちらのコラムでは3月12日につくば市で観賞したポップサーカスと、13日に東京辰巳国際水泳場で観戦した「辰巳杯」というシンクロナイズドスイミングの大会の、ご報告をするはずでした。
しかしご存知のとおり、11日に起こった「東北地方太平洋沖地震」のため、すべて中止となってしまいました。
ポップサーカスは、1996年末に誕生した歴史の浅い日本のサーカス団ですが、海外から一流のアーティストを集め内容の極めて濃いパフォーマンスを、リーズナブルな値段でしかも間近に見ることができるので、日本のサーカスでは最も数多く見に行っていました。
演目も、定番の空中ブランコはもちろんのことトランポリンを使ったアクロバットに犬の曲芸、さらに自転車の曲乗りをはじめとした中国雑技のハイレベルな技の数々、そしてサーカスと言えば欠かせない「クラウン」(最近は「ピエロ」とは言わないのですね)と、非常に盛りだくさんで、ないのは猛獣ショーくらいでしょうか。
何しろ、入場料2,500円で観賞することができますし、ステージ目の前の最もいい席でもプラス1,000円(1人あたり・4人席セットで4,000円)で見ることができるのですから、コストパフォーマンスも抜群です。
有名なシルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)が現在日本で公演している「クーザ」(KOOZA)では、最も安い席でも6,000円(平日価格・土日祝はプラス1,000円)もすることを考えますと、その差がおわかりいただけることと思います。(こちらも3月いっぱい中止になってしまいましたね)
最近関東の方に公演に来てくれないのでなかなか見に行けず、実のところ2006年の東京・立川公演を最後に、約5年間ご無沙汰してしまった状態でした(苦笑)。
それだけに、今回のつくば市での公演を見に行くことを楽しみにしていたのですが、4月10日までのつくば市での公演そのものが中止になってしまいました(涙)。
その次の公演が、これも地震の被災地でもある福島県郡山市で行われる予定ですが、ここは震災復興を応援する意味でもぜひ公演を行ってほしいと思いますし、公演が行われれば今度こそ私も見に行きます。
一方シンクロの方ですが、こちらも事態は深刻です。
といいますのは、東北ほどではなかったにせよ関東でも地震の揺れは相当大きかったので、辰巳国際水泳場のプールそのものが破損してしまったからです。
なんでも、プールの底が動かなくなったため深さを変えられなくなってしまったとか。
このため、5月初頭に行われる予定だったシンクロの日本選手権も中止になってしまいました。
上海での水泳世界選手権が7月に迫る中、せっかくの日本代表の演技を見る機会がなくなってしまい、これまた非常に残念に思っています。
そしてもうひとつ、本来なら明日から始まるはずだったフィギュアスケートの世界選手権も、中止になってしまいました。
これもコラムの格好の「ネタ」として私も見るのを楽しみにしていたのですが、電気の供給もままならない状況では残念ながら東京での開催は無理だったのでしょうね。
このように、地震とそれに伴う津波が数多くの「Choreography」を押し流してしまった形となってしまいました。
私自身も、地震の起こった11日は帰りの電車が動かなかったので歩いて帰って帰宅が12日の午前2時前でしたし、14日は午後にまた電車が動かなくなるというので早めにバスで帰宅、さらに15日は今度は朝電車が動かなかったのでこれまたバスで職場に向かいましたが着いたのは10時前と、なかなか大変でした(苦笑)。
また職場の方でも、16日と17日の午後には「輪番停電」の対象となって電気が止まり、照明はもちろんパソコン等も使えずほとんど仕事になりませんでしたね。
こういう感じで通勤や仕事に支障が生じた私たちや、開催中止を余儀なくされたスポーツ・イベント等関係者の皆さんも、広い意味では今回の地震の「被災者」と言えるのではないかと思います。
ですから、より大きな被害を被った地域の被災者の皆さんへの支援も大切ですが、まずは自身が日常生活に戻れるようにするのが先決ではないかと思うわけです。
そのためとりあえず私は、もうひとつやっているブログの方を欠かさず更新するよう努めてみました。
またできるだけ近いうちに、「Choreography」を観賞してみようと思います。
最後に、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
(2011/3/21 01:25追記)
今夜の月は地球に最も接近しているそうで、普段より大きく見えるそうです。(あれ、昨夜だったかな?まあいいや)
そこで手持ちのビデオカメラで撮影してみたら、期待以上にきれいに撮れましたので「おすそ分け」しますね(笑)。