« | Home | »

2014/05/01

先月末とある劇場のオペラのキャスティングオーディションに出席してきました。
応募多数のため、予定になかったCD審査が一次で設けられダメもとで郵送したら
会場で聴いていただけることになりました。
いつもだったら大体書類審査で「経歴不足のため」と落選になるのに、今回はオーディション会場に呼んでいただけた!姿を見てもらえる!と嬉しかったです。

それでも私が受けさせていただい役の希望者は80人ほどいたので、待ち時間や声だしの時間も含めて同じアリア(大幅カットあり)が繰り返し繰り返し聴こえてくるのです。

希望的に審査会場の空気が苦手は私は、待ってる間に喉が固まってしまいそうで不安でしたが後から養成所の先輩と再会し、変な緊張がほぐれました。
お互いライバルというのに、笑顔を向けられる顔に会うと精神面が助けられるのですね。

2人前が歌唱している間に会場へ入れました。
様々な演技をする方も中にはいて、私が見た中だと、「♩仲直りしましょー夜も昼も仲良くー」と上着を脱ぎ出す演技をつけた方が。

私の同期の見た人には
うずくまってか細く歌唱したと思ったら元気よく立ち上がりぐるぐる踊りながら…

確かに、ずっと聴いてるとみんな同じように聴こえてきます。
なにをもって審査しているのだろうと会場外で感じてましたが、視的パフォーマンスをする方法をとる者がたくさんいたのでしょう。

オーディションは素材を見てもらう場で
特にテキストや音楽に全部の心情が表れてるから、歌唱だけでそれが伝わるはずだと最近感じ始めた私はその様子は違和感でした。
役者の台詞オーディションならそんな様子に違和感は感じないのですが…

…ととにかく歌い手としての行事は一旦落ち着きました。
今月はある歌劇の演出助手として専念します!

2014/05/01 09:49 | uika | No Comments