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マレーシアは多民族国家なので、第一印象でどの国の人なのか分からないといことがよくある。
特にアジア圏なので、中国人・韓国人・日本人の区別がつかない場合が多い。
だから私も、だいたい中国人に間違われる。
そんなわけで中国語の語学学校の初日、教室に入るとみんなに不思議な顔をされた。
先生にも「えーと・・・教室間違えてる?ここは中国語のクラスよ。」って言われてしまった。
とくに日本人とあまり接したことがない人にとっては、日本人は中国語をしゃべれると思っているので中国語のクラスにいること自体が不思議でならないらしい。
日本語も漢字を使っているので、日本人は全員中国語がしゃべれると思っているらしい。
授業の後、一緒にご飯を食べて帰る事が多いけれど、クラスメイトに「全然日本人ぽくないね」って言われる。
どうやら、私が英語を話すし(下手だけど・・・)、目を見て話をするし、わからない時はわからないという表情をするかららしい。
日本人は明るく笑ったり、他の国の人と仲良くしようとしないというイメージを持っているらしい。
日本人に対するステレオタイプを聞いてみると本当に面白い。
・日本人は絶対に目を合わせて話をしない
・日本人はとにかくyesを連発する
・日本人はいつも謝る
・日本人はとても閉鎖的で、他の国の人と仲良くしようとしない
・日本人は自信を持った話し方をせず、いつもおどおどしている
・日本人はいつでもわからない、出来ないと言う
・日本人はお寿司を握るのが上手
・日本人と仲良くなるためには、日本のアニメの話をするといい
・日本人は何でも急ぐ。歩くのも、食べるのも、話すのもいつでもどこでも早い。
・日本人は絶対に怒らない
・日本人は英語をしゃべらない
みんなの話を聞きながら、面白くてついつい笑ってしまった。
外の国の人が持つその国のイメージって、意外なものが結構ある。
こうして海外にいると、お互いの国のことや文化を理解しあう機会がいっぱいある。
それぞれが思っていたステレオタイプが誤解だと気がつき、その国についての新たな側面を発見する。
こうした理解から平和は生まれていくのかなっと思った。
時々、自分の習慣との違いに驚き、怒り、悲しいこともあるけれど、その違いによってそれぞれの国の個性が出来ているわけで、それが面白さでもある。
それぞれの国の違いを楽しめる人でありたいなっと思う。